障害福祉のいまを問う『ずれずれ』
神奈川県で配信されているポッドキャスト番組「ずれずれ」が、障害福祉の実情とその背景を掘り下げています。この番組は、障害福祉の現場で仕事に従事する職員や関係者をゲストとして招き、彼らの体験や感じた「理想と現実のずれ」について語り合い、視聴者に障害福祉の現在を伝えています。
10年の節目、津久井やまゆり園事件を振り返る
2016年7月26日に発生した津久井やまゆり園事件は、障害者福祉の在り方や社会が持つ障害者に対する認識を根本から問い直すきっかけでした。この事件により、19名の方が命を奪われ、私たちの社会がどのように障害者を理解し、支援しているのかが大きな課題として浮き彫りになりました。
「ずれずれ」はこの事件を忘れないために、毎月26日を定期配信日としています。そして今年は、事件からちょうど10年が経つことを受け、特別プログラムを発表しました。ゲストには障害福祉の専門家である野澤和弘氏を迎え、この日に向き合い、過去の出来事とその後の変化を探ります。
特別配信の内容
この特別配信では、2つのエピソードが用意されています。前編は「津久井やまゆり園事件から10年。あの施設で何が起きていたのか」というテーマで、事件当時の状況や背景を深く掘り下げていきます。後編では「障害者の沈黙と微笑みが、行き詰まったこの社会を変える」というテーマで、障害者がどのように社会の中で生き、彼らの声がどのように社会を変えていくのかについて語られます。これらは、障害福祉の在り方を見つめ直す良い機会となるでしょう。
ゲストの紹介
特別配信でゲストとして登場するのは、植草学園大学の副学長であり教授の野澤和弘氏です。彼は、1983年に毎日新聞社に入社し、社会的弱者に関連するテーマを中心に取材を行ってきました。水俣病、ハンセン病、児童虐待、そして障害者問題など、幅広い分野での経験を持つ彼は、津久井やまゆり園事件後は神奈川県の検証委員会に参加し、障害福祉の実態について掘り下げた重要な報告を行ってきました。また、重度の知的障害のある子を持つ父親でもあり、彼の経験はより深い洞察を提供しています。
いま、この話が必要な理由
『ずれずれ』は、ただの情報提供に留まらず、地域の声を届ける重要な役割を果たしています。このポッドキャストは、若い世代を含む幅広い層に向けて障害福祉の現状を発信することで、社会の認識を変える一助となればと願っています。配信は毎月12日と26日で、現在までに12本のエピソードが公開されています。
配信メディア
ポッドキャストはSpotify、Amazon Music、Apple Podcasts、YouTube(予定)などで聴くことができます。ぜひ、これらの配信を通じて、障害福祉の現状を理解し、考えるきっかけとしてみてください。
公式サイト
詳しい情報は
こちらからご覧いただけます。
この特集を通じて、私たち一人一人が障害福祉に対する理解を深め、社会の改善に向けて連携できることを願っています。