「なんで展」で自ら問いかけ、学びを深めよう
東京都港区に位置する「ITOCHU SDGs STUDIO」にて、7月29日から11月30日までの期間、特別展示『なんで展』が開催されます。このイベントは、文部科学省の後援を受けており、子どもたちの「なんで?」という素朴な疑問に寄り添い、彼らの知的好奇心をさらに掻き立てることを目的としています。
背景と目的
近年、共働き家庭の増加やデジタルメディアの普及に伴い、子どもたちが親と一緒に過ごす時間が減少しています。この現象は「なんで?」という質問をする機会を奪い、子どもたちの成長や情操教育にも影響を及ぼす可能性があります。『なんで展』では、様々な「なんで?」について触れることを通し、子どもたちと大人が共に学ぶ機会を提供します。この取り組みは、SDGsの目標である「質の高い教育をみんなに」を実現する重要な一歩です。
楽しいインタラクション
展示の目玉は「なんでちゃん」という可愛らしいキャラクターです。来場者が「なんで?」と問いかけると、このキャラクターが返事をしてくれるインタラクティブな体験を楽しめます。なんでちゃんは好奇心旺盛で話好きなキャラクターで、問い合せを通じて一緒に考える楽しさを体験できるでしょう。ユニークな語尾や個性的な口調にも注目です。
展示内容
『なんで展』では、私たちの中に浮かぶ「なんで?」を5つの視点から深掘りしていくコーナーを設けています。これには以下のようなテーマが含まれています。
- - しぜんのなんで: 自然現象や身近な疑問を通じて、世界を知る。
- - もしものなんで: 不可能を問い、想像力を掻き立てる。
- - よのなかのなんで: 社会的な常識に対する疑問を考える。
- - そもそものなんで: 自分自身や他者との関係を深く考える。
- - こころのなんで: 感情や心にまつわる問いかけをする。
体験ブースと参加方法
また、来場者が自分の「なんで?」を形にする「My なんでちゃんお守り」を作成するブースや、「なんでちゃんの本棚」から子どもから大人まで楽しめる本の紹介、フォトスポットなど、多彩な体験が用意されています。入場は無料で、その時の思いを展示に参加させる「おしえて、みんなのなんで?」コーナーもあるため、自らの疑問を形にするチャンスです。
なんで大使のメッセージ
特別ゲストとして米村でんじろう先生が「なんで展」の意義を語り、「なんで?」を考える楽しさを伝えています。彼は「この展示を通じて、子どもたちが持つ全ての『なんで?』に触れ、楽しむ社会に繋がることを願っています」と述べています。好奇心を満たしながら、共に学び、体験できる素晴らしい機会となるでしょう。
詳細情報
主催:ITOCHU SDGs STUDIO
開催期間:2025年7月29日(火)~11月30日(日)
営業時間:11:00〜18:00
休館日:月曜日
アクセス:外苑前駅から徒歩2分
公式サイト:
ITOCHU SDGs STUDIO
子どもたちの好奇心を育み、知識の世界を広げる『なんで展』。多くの方々に訪れていただき、この新たな学びの場を楽しんでいただきたいと思います。