デジサートがCertCentralへの移行完了を発表しセキュリティ強化
デジサート、CertCentralへの移行完了を発表
米デジサート・インクは、TLS/SSLとPKIソリューションのグローバルリーダーとして知られ、最近、SSL/TLSサーバ証明書発行システムであるSymantec TLSコンソールから、先進的なDigiCert CertCentralへの移行を完了したことを発表しました。この移行により、同社はエンタープライズから小規模ビジネスまで、多様な顧客に向けて提供していたサービスの利便性を向上させることが可能になりました。
ユーザーエクスペリエンスの向上
DigiCert CertCentralは、証明書の検出、プロビジョニング、更新を自動化することで、企業の証明書管理ライフサイクルを大きく簡素化します。顧客とパートナーに提供される機能により、デジサートは迅速かつ効率的なPKI運用が可能となります。これにより、セキュリティの強化はもちろん、管理の煩雑さを減少させ、ビジネスの運営をスムーズに進める手助けをします。
自動化機能の充実
デジサートは、ACMEプロトコルやAPIを用いた自動化ソリューションの開発を進めています。申請から失効、更新まで、一連のプロセスを自動化することで、業務の効率化を図ります。さらに、長期利用を希望する顧客のために複数年プランも提供し、利用の便宜を図っています。
エンタープライズセキュリティの強化
CertCentral Enterpriseを通じて、全ての証明書の可視化と自動検出・管理が可能となります。これにより、セキュリティマネジメントを強化しつつ、コストの最適化も図ることができます。また、パート너に対しては、ポータルを通じて顧客情報や販売戦略を可視化し、ビジネス拡大を支援します。
日本市場の現状
デジサート・ジャパン合同会社の平岩義正氏は、日本においてもサイバー攻撃が増加傾向にあると語ります。TLS証明書の利用が増えている中で、管理の複雑さやシステムとの連携が課題に直面しています。CertCentralはこうしたニーズに応える自動化プラットフォームとして、企業のセキュリティ対策をサポートします。
持続可能な投資
デジサートは今後もPKIの近代化に向けた投資を続ける方針です。CertCentralは、信頼性の高いPKI実装を適用するための基盤とし、各種セキュリティリスクに対処するための新たなソリューション開発を進めます。特に、電子署名やオープンバンキングへの対応に力を入れ、さまざまな業界のニーズに応えていきます。
まとめ
デジサートの移行完了は、オンラインセキュリティの重要性が増す中で、業界に新たな一歩をもたらすものであると言えます。顧客とパートナーは、CertCentralを通じて進化し続ける証明書管理の柔軟性と効率性を享受し、満足のいくサービスを受けることができるでしょう。今後もデジサートの動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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デジサート・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 8階
- 電話番号
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03-4560-3900