AmoyDx肺癌診断の進展
2025-08-21 15:26:14

理研ジェネシス、AmoyDx肺癌診断パネルの承認変更を発表

株式会社理研ジェネシスが新たに取得した「AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」の製造販売承認の一部変更が、がん診断において重要なステップとして注目を集めています。この製品は、非小細胞肺癌に関連する7種類のドライバー遺伝子を対象に、リアルタイムPCR法を用いた体外診断を行うことができる画期的な診断ツールです。具体的には、EGFR、ALK、ROS1、BRAF、MET、KRAS、RETといった遺伝子の変異を一度の測定で同時に確認することが可能です。特に、今回の承認により、抗悪性腫瘍剤であるローブレナ®とのコンパニオン診断薬としての適用が追加されました。これにより、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺癌の患者に対する治療機会の拡大が期待されています。

コンパニオン診断とは、特定の遺伝子バイオマーカーをもとに、医薬品の効果や適切な投与量を予測するための診断方法です。この鑑定によって、患者さん一人ひとりに最適な治療法の選択がサポートされるため、精密医療の進展に寄与することが期待されています。今回の承認は、治療の選択肢を広げるだけでなく、患者の予後改善につながる可能性があります。

理研ジェネシスは、2007年の設立以降、個別化医療の発展に貢献してきた企業です。リーケン西日本と協力しながら、医療の現場における遺伝子解析技術の実用化に取り組んでいます。特に、最近の企業向けに製品を展開することで、より多くの患者へ最新の医療情報が届くように努めています。2014年にはシスメックス株式会社との協力体制を強化し、ゲノム医療の臨床応用を目指してさらなる進展を目指しています。その成果の一部がAmoyDxパネルに反映されています。

今後、理研ジェネシスは革新的な診断技術の開発を継続し、患者一人ひとりに最適な治療が届く未来の実現を目指します。本製品の拡充は、がん治療の現場に新たな可能性を提供し、より効果的な治療アプローチへとつながることが期待されます。次世代を担う医療技術の一環として、この革新的な製品の動向に注目していきたいです。


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会社情報

会社名
株式会社理研ジェネシス
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー8階
電話番号

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