SBS東芝ロジスティクス、EDI-Master Cloud導入の成功
SBS東芝ロジスティクス株式会社は、物流業界での新たな挑戦として、定額制のEDIサービス「EDI-Master Cloud」を導入しました。これにより、運用コストを従来の5分の1に削減し、短期間でのサービスインを実現しました。このプロジェクトの背景や成果、今後の展望について詳しくご紹介します。
1. 導入の背景と課題
SBS東芝ロジスティクスは、発電所やプラント装置などの超重量物から医療機器、家電製品、電子部品に至るまで、幅広い物流を手掛ける企業です。自社のリソースを活用し、荷主や運送会社との連携を強化するため、長年にわたりEDI(電子データ交換)を利用してきました。しかし、2020年にSBSホールディングスの傘下に入ったことを受け、より効率的で安定したEDIシステムの構築が求められるようになりました。
当初利用していた外部EDIサービスは、従量課金制であり、毎月の利用料が高額でした。さらに、多様な取引先からの要求に応えるための運用リソースに対する不安も抱えていました。このような背景から、運用コストや運用面の効率化が急務でした。
2. 「EDI-Master Cloud」の選定
これらの課題を解決するため、定額制で大容量のデータ取引が可能な「EDI-Master Cloud」の導入を決定しました。このサービスは月額定額制であり、接続先数や設定ファイル数に依存せず、コストの予測が立てやすい点が特に魅力でした。また、シンプルな操作性を持ったコンソール画面により、社内リソースが限られていても運用が容易に行えるというメリットもありました。
導入に向けてはキヤノンITSの技術担当者による支援を受け、5カ月の短期間でシステムの立ち上げに成功しました。これにより、SBS東芝ロジスティクスは、迅速に新たな運用体制を確立できたのです。
3. 導入成果と効果
「EDI-Master Cloud」の導入により、以下の成果が得られました。
- - 運用コスト削減: 従来の5分の1という圧倒的なコストダウンを実現し、毎月の取引量の変動に影響を受けにくい体制が整いました。
- - 内製化の実現: 操作が容易で直感的なインターフェースにより、社内の少ない人員でも設定や運用が行えるようになりました。これにより、運用の効率化が図られました。
- - 短期の新規取引対応: キヤノンITSのマニュアルや豊富なトレーニングによって、EDI運用に関する知識が社内に蓄積され、新しい取引先とのスムーズな調整が可能となりました。
4. 今後の展望
SBS東芝ロジスティクスでは、さらなる安全で安定したEDI運用体制を構築し、自社だけでなくグループ全体に対しても業務を拡大していく計画です。また、キヤノンITSはこれまでの実績を活かし、継続的にお客様に寄り添ったサービスの提供を目指しています。
5. まとめ
「EDI-Master Cloud」の導入は、SBS東芝ロジスティクスにとって大きな成功でした。今後も物流業界において、さらに進化したサービスを提供するための基盤を強化し続けていくことでしょう。これから注目すべき企業の一つとして、ますますの成長が期待されます。
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