阪神・淡路大震災から30年、船が繋ぐ神戸の想いを未来へ

阪神・淡路大震災から30年、船が繋ぐ神戸の想い

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。その瞬間、神戸は陸路が寸断される壊滅的な状況に陥りました。しかし、この危機を乗り越えるために重要な役割を果たしたのが、船、「コンチェルト」でした。当時、名を「シルフィード」といい、臨時航路を申請して神戸と大阪の間を毎日往復することで、被災者や物資を運び続けたのです。震災から30年の節目を迎え、THE KOBE CRUISEはこの歴史を今に伝えたいと考えています。

船の力がもたらした救い

震災発生後の状況は深刻でした。道路や鉄道が壊滅的な被害を受け、陸路は寸断されたままでしたが、「コンチェルト」はその船舶の特性を活かし、神戸と大阪を結ぶライフラインとして機能しました。震災の3日後には、神戸と大阪を結ぶ臨時航路を開設し、4往復の運行を開始しました。これにより、多くの人々が助けられ、生活の糧を得ることができたのです。

震災特別サイトの公開

THE KOBE CRUISEでは、2025年1月17日、震災特別サイトを公開します。このサイトでは、当時を知る船員や関係者の貴重なインタビューや経験を掲載し、震災の記憶を未来に伝えるためのコンテンツを提供します。30年が経過した今でも、船員としての記憶や体験は色あせることなく、後世に語り継がれるべき大切なストーリーです。

船員の人生を語るインタビュー

特に、特別インタビューとして掲載されるのは、当時の船員である福島機関長です。彼は震災当日にコンチェルトの当直を務めており、その瞬間を船上で体験しました。福島機関長は、震災後も被災者を乗せて必死に運航を続けた歴史を語り、神戸に対する思いを込めています。彼の提言は、震災によって得た教訓や、未来に向けた希望を示しており、私たちが何を学ばなければならないのかを考えさせます。

神戸シリーズ2025のスタート

さらに、THE KOBE CRUISEはオリックス・バファローズの主催する「神戸シリーズ2025」のメインスポンサーとしても活動を行っています。2025年に開催されるこの特別ゲームでは、選手たちが1995年当時のユニフォームを着用し、震災から30年の節目を祝います。対象となるゲームは、埼玉西武ライオンズや千葉ロッテマリーンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスらとの試合で、ファンと一緒に神戸を盛り上げる大事な機会となります。

未来へと繋ぐ神戸の想い

このように、THE KOBE CRUISEは阪神・淡路大震災からの教訓を忘れず、未来へ繋げていくためのさまざまな取り組みを展開しています。30年間の歴史を振り返ることで、私たちは食糧や医療、交通手段の重要性を再確認し、今後の備えへと活かすべきでしょう。神戸とともに歩んできた「コンチェルト」は、これからも地域を支え続けます。

公式サイトでは、震災特別サイトやイベント情報を随時更新しています。ぜひ、お見逃しなく！