NECプラットフォームズ、福島での受賞について詳細レポート
NECプラットフォームズの福島事業所が、2024年12月に「ふくしまゼロカーボンアワード」で産業部門の最優秀賞を受賞しました。この賞は、福島県内で地球温暖化対策に先駆けて取り組む事業者を表彰するもので、福島県が主催する大変意義深いものです。受賞式は、ホテル福島グリーンパレスで開催され、福島県の代表から表彰される光栄な瞬間がありました。
地球温暖化対策に向けた取り組み
福島事業所は、再生可能エネルギーの利用や廃棄物の削減、また生態系保護に焦点を当てた数々の取り組みを進めています。例えば、事業所内では100%再生可能エネルギー由来の電力の利用を始めることを目指し、2024年6月からのオフサイト型コーポレートPPAを導入しました。この仕組みにより、約1,200万kWhの再生可能エネルギーを利用できる予定で、年間5,500トンの温室効果ガス削減が見込まれています。
また、事業所内で刈り取った草を農地の肥料として再利用し、新たに玉ねぎを育てるプロジェクトも展開中です。廃プラスチックの資源化にも取り組み、循環型社会の構築に向けて積極的に進めています。
TRENCYの森とLED照明化の推進
さらに、約35年前から存在する「TRENCYの森」の取り組みも特筆されます。社員たちの手で明るく整備されたこの森では、生態系の保全活動にも力を入れています。森の中に陽光が差し込み、生き生きとした空間が実現されました。
照明に関しても、省エネルギー化に向けたLED照明の導入が進行中で、2026年には事業所全体でLED照明を100%にすることを目指しています。
エネルギー消費の削減と地域貢献活動
事業所では休日や夜間の空調を申請制にし、必要なフロアのみ稼働させることで電力の無駄遣いを抑えています。また、地域の中学生を受け入れた職場体験を通じて、次世代のリーダーシップや環境意識の高揚にも貢献しています。
毎月、地域のクリーン運動に参加し、福島市と連携して美しい環境づくりを推進する「ふくしまきれいにし隊」にも加入し、地域の清掃活動にも尽力しています。
未来に向けたコミットメント
NECプラットフォームズは、企業活動を通じて地球温暖化対策と資源の有効利用に積極的に取り組んでいます。その取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩であり、他の事業所へも良い影響を与えることを期待されます。これからも地域とのコミュニケーションを重視しながら、革新と環境対策を両立させた企業として成長していくことが求められています。
福島事業所は、2023年に設立50周年を迎え、これからも挑戦を続けていく姿勢で注目されています。企業の社会的責任を果たしつつ、地域と共に成長していく姿勢に多くの期待が寄せられています。