SMN、共通IDソリューション「IM-UID」の導入でリターゲティング広告が進化
SMN株式会社が手掛けるDSP「Logicad」が、同社の提供する共通IDソリューション「IM-UID」を活用したリターゲティング広告の出稿アカウント数が300を突破したと発表しました。この快挙は、広告主や代理店からの支持があってこそ実現したものです。
1. 300アカウント達成の背景
「IM-UID」とは、株式会社インティメート・マージャーが提唱するユーザー識別技術で、いわゆる3rd Party Cookieに依存せずに広告配信が行える点が特徴です。特に、iOSデバイスに対してもプライバシーを守りつつ広告を届けることができるため、このツールを導入した企業は急速に数を増やしています。
国内でのモバイルOSシェアの多くを占めるiOSによる市場アクセスの拡大は、広告の配信ボリュームを高め、コンバージョンを得るための重要な要素です。
このような背景のもと、今までの成功事例を基にしたターゲティングが行われるようになり、持続的に増加する広告オファーが生まれています。
2. 高精度なターゲティングが実現
今後、2024年3月を目途に「IM-UID」ベースの計測機能が連携され、より効果的な広告配信が見込まれています。これは、企業が提供するデータを活用してターゲティングの精度を高めるもので、期待される効果向上がデータによって実証されています。
例えば、フィットネスクラブのプロモーションにおいて、広告費のかけ方を調整し、より多くの申込者を獲得する事例などが報告されています。
3. 今後の展望
SMNは「IM-UID」を利用したリターゲティング広告のさらなる展開を図り、VALIS拡張やダイナミッククリエイティブへの導入も検討しています。これにより、広告主の効果的なマーケティング戦略を支援し続ける予定です。
技術者としてのSMNは、今後も変化する広告のニーズに応じてサービスを進化させ、顧客企業のデジタルマーケティングを最適化するために尽力していきます。
4. SMNについて
SMN株式会社は、2000年に設立され、ソニーグループの技術を背景に、様々な広告最新技術の開発に注力してきました。特に、ビッグデータ処理及びAIとの融合により、常に革新を追求している企業です。「Logicad」だけでなく、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」やテレビ視聴データを活用した広告サービス「TVBridge」等、多岐にわたるソリューションを提供しています。
このようなサービス展開は、企業のマーケティング戦略における課題解決に寄与し続け、今後の広告業界において重宝されることでしょう。