南相馬初の定期開催こども食堂設立へ!
南相馬市において、初の定期開催のこども食堂が設立されることが発表され、これに向けたクラウドファンディングが始まります。プロジェクトの背景には、東日本大震災以降の福島で、食事を孤独にする子どもたちを救いたいという思いがあります。
現在、子どもたちの約7人に1人が貧困状態にあるとされる中、地域一丸となってこの問題に取り組む姿勢が求められています。このこども食堂は、地域の大人たちが食事を提供し、孤食の解消を目指す活動です。
クラウドファンディングの概要
「ふくしまこども食堂ネットワーク」は「南相馬こども食堂準備会」と連携し、クラウドファンディングを実施します。開始日は3月1日、期間は約50日間です。目標金額は50万円で、これは南相馬での食堂運営費に充当されます。
全国的に見ても、こども食堂は急増しています。2016年には319か所でしたが、現在では2,000か所を超えており、市民の自主的な活動によって広がっています。福島県内にも28か所のこども食堂があり、今後は中学校区に1つの目安で存在することが望まれています。
地域社会が抱える貧困や孤食の問題に向き合うため、南相馬市は福島の復興の最前線としての役割を担っています。地域内外からの支援を受けながら、地域の大人たちが温かい食卓を提供し、子どもたちの居場所を作る活動が進められます。
プロジェクトの具体的な取り組み
このこども食堂では、定期的に子どもたちが安心して集まる場を提供することが予定されています。たとえば、週末や長期休暇に食事を共にすることができ、子どもたちが心も体も満たされる環境を築くことを目指しています。また、食事提供だけでなく、地域の大人たちとの交流や教育プログラムを通じて、心の豊かさや人間関係を育んでいく予定です。
さらに、福島県には225校の公立中学校が存在し、現在の子ども食堂のカバー率は12.4%にすぎません。これをより広げるため、積極的に新たな拠点を作る必要があります。地域の人々と連携し、支援を募ることで、より多くの子どもたちに居場所を提供できる計画です。
ふくしまこども食堂ネットワークと南相馬こども食堂準備会の概要
「ふくしまこども食堂ネットワーク」は福島県郡山市に拠点を置き、福島県内のこども食堂開設を支援している市民活動団体です。代表の江川和弥氏のもと、地域の支援団体と連携し、貧困対策に取り組んでいます。
一方、「南相馬こども食堂準備会」は市内の社会福祉法人から構成される任意団体で、こども食堂に関連する活動全般に従事しています。この取り組みを通じて、南相馬市の子どもたちが安心して食事をし、交流できる場を提供していきます。
このプロジェクトに賛同する方々にぜひ支援をお願いしたいです。具体的なクラウドファンディングの詳細は
こちらからご確認ください。