オーティファイ、AIを活用したテスト自動化サービスを刷新し品質向上を実現

オーティファイが「Autify Pro Service」を刷新

オーティファイ株式会社は、AI技術を駆使したテスト自動化導入支援および品質保証サービス「Autify Pro Service」を刷新し、新たに提供を開始すると発表しました。この新サービスは、AIを用いたテストの構造化と現場での自走化を支援し、ソフトウェア開発のライフサイクルを一貫してサポートします。

2030年に向けてのIT人材不足問題

企業においては、2030年までに最大79万人のIT人材が不足すると言われており、これはソフトウェア開発現場において深刻な問題を引き起こしています。この背景を受け、オーティファイはAI技術を活用し、コーディングからテストまでの工程を効率化することに注力しています。実際に、AI導入によるコーディング自動化は進展していますが、依然として「テスト」工程は属人的であり、信頼性の担保が難しいのが現状です。この課題を解決するため、オーティファイはテスト工程の標準化および効率化に向けて新しい「Autify Pro Service」を打ち出しました。

「Autify Pro Service」の特長

1. QA体制の再設計

「Autify Pro Service」は、AIと品質保証の専門家の知見をもとに、開発組織のQA体制の見直しを行います。これにより、単なるツール導入にとどまらず、現場で効果的にAIを活用し、テスト業務を自律的に行える体制を構築するプロセスを確立します。

2. 3つの支援フェーズ

「Autify Pro Service」は、業務の棚卸しからAI活用による自動化、改善サイクルの定着まで、3つのフェーズで支援を行います。各フェーズで以下の内容が提供されます。

- Phase 1: 業務の棚卸と標準化 - 属人化されたQA業務を整理し、共通フローと指標の設計を行います。
- Phase 2: AIの業務活用整備 - AIエージェントによるテスト設計・実行を自動化し、業務フローの設計や運用ガイドを提供します。
- Phase 3: AIによる改善サイクル定着 - 組織全体での共通言語の整備やPDCAの定着を図り、生産性の向上を目指します。

初期導入の成功事例

今回刷新された「Autify Pro Service」は、一部のお客様に先行導入されています。導入初期からテスト自動化率が80％以上に達し、支援終了後も高い自社運用の継続を実現しています。また、最適化された要件定義書を基に自動生成されたテストケースにより、不具合の流出も未然に防ぐことができた事例が報告されています。

今後もオーティファイは、AIネイティブな品質保証の実装を通じ、企業固有の課題に即した支援を行い、開発・テスト体制の革新を目指します。私たちのミッションは、技術の力で人々の創造性を向上させることです。AIと人間の協業により、高い生産性を維持しつつ、開発現場での作業に集中できる環境を提供していきます。

詳細は、公式ウェブサイトこちらをご覧ください。