東上野の日本酒専門居酒屋『Premium Sake Pub GASHUE』
東京・台東区東上野に位置する日本酒専門居酒屋『Premium Sake Pub GASHUE』は、2026年に向けた新たなビジネス戦略を発表しました。特に訪日外国人観光客を対象とした事業の拡張に110%の力を注ぎ、売上の50%をインバウンドからの収益で構成する目標を設定しています。
インバウンド市場の拡大と取り組み
2025年1月から開始される「飲食付カルチャー教室」は、その一環です。この新規事業では、日本酒や日本文化を体験しながら楽しむことができ、外国人観光客にとって新たな魅力を提供します。
昨今のインバウンド市場は、コロナ禍から回復しつつあります。2025年の統計によれば、訪日外国人数は前年同期比で116%増加、つまり2300人以上が来店しています。政府は2030年までに6000万人を目指しており、この流れに乗ることで事業のさらなる成長が期待されています。
業態進化への挑戦
しかし、内外の経済環境、特に日本酒バリューチェーンの厳しい状況も見逃せません。酒米の価格高騰や品質低下が供給と価格に影響を及ぼす中、居酒屋業界はこれに適応する必要があります。GASHUEは、こうした状況に強いられる中で、新たな付加価値を提供し、消費者ニーズに応えています。
訪日外国人のニーズに応えるための施策
具体的には、以下の重要施策が掲げられています:
1.
カルチャー教室の立ち上げ:日本酒・文化体験を提供
2.
食事メニューの多様化:ヴィーガン、グルテンフリー対応など
3.
高付加価値の日本酒メニュー:セットメニュー化やプレミアム化
4.
物販の充実:日本酒、酒器、オリジナルグッズの販売
5.
英語に対応したイベントの開催:酒蔵テイスティング会など
6.
デジタルマーケティングの強化:SNSや口コミサイトでのプロモーション
7.
異業種企業との協業:ホテルや旅行エージェンシーとの連携
8.
顧客の生涯価値を高める施策:リピーターを増やすための顧客DB構築
リスク管理と未来への展望
しかし、訪日外国人の動向が大幅な為替変動やパンデミック再発などに影響されるリスクを無視することはできません。そのため、GASHUEは「Z世代および女性」の集客拡大にも並行して注力する方針です。
GASHUEは、新時代に即したビジネスモデルを構築し、成長を続けることで、未来の居酒屋業界をリードしていくでしょう。今後の活動に注目が集まります。
会社情報
商号:株式会社GASHUE
代表者:加古 史明
所在地:東京都世田谷区野沢1-35-2-409
設立:2018年6月
事業内容:日本酒専門飲食店の運営
資本金:1,500万円
公式ホームページ