最近、東京都の大本山増上寺で特別なイベントが実施されました。このイベントは、ニチバン株式会社による「ケアリーヴ™」という絆創膏を通じて、手あれやあかぎれのケアについて学ぶことを目的としたもので、親子20組が参加しました。
増上寺特別拝観
この特別拝観は、まず増上寺の大殿で始まりました。参加者は普段入ることのできない内部に上がり、お焼香を行いました。僧侶の案内のもと、空気感のある静かな場所で、参加者全員が心を落ち着けるひと時を過ごしました。同じく、安国殿では徳川家康にちなんだ説明が行われ、歴史に触れられる貴重な体験となりました。これは、単に掃除をするだけでなく、精神的な整えも含まれており、年末の清掃作業の意味も再確認できたのではないでしょうか。
大掃除で得た学び
次に、参加者の子どもたちによる大掃除体験が行われました。大殿の手すりや圓光大師堂の畳を拭くという作業に挑戦し、さらにはお経を唱えたり法具を鳴らしたりもしました。初めての掃除体験に子どもたちは楽しみながら取り組み、「心もすっきりした」との声も聞かれました。大掃除を通して、広い境内が清められ、感謝の気持ちが育まれる素晴らしい機会となりました。
特別説法からの気づき
掃除の後には、慈雲閣での僧侶による特別な説法が行われました。「手当てを通じて互いの心が温かくなる」というテーマで、絆創膏の役割やその意味について話され、子どもたちも真剣に耳を傾けました。この話は「手当て」という概念を新たに考えるきっかけとなり、周囲を思いやる心を育むことに貢献しました。
モイストヒーリングセミナー
最後に、ニチバンの担当者による「モイストヒーリング」に関するセミナーが行われ、冬の寒さが原因で起こるあかぎれのメカニズムについて説明されました。実際のケガの処置方法を学ぶことで、参加者は自身の手を大切にすることを実感できた様子でした。特に、水道水を使用して傷を洗うことが効果的であるという新たな知見に驚く方も多かったようです。
祈願済みケアリーヴ配布
加えて、参加者には身体健全を祈願した「ケアリーヴ™」の試供品が配布され、実際に生活の中で使用してもらえる機会も提供されました。
今回のイベントでは、親子で心と身体をいたわる貴重な時間を持つことができ、増上寺の文化との触れ合いを通じて、正しい傷の手当てを学ぶ機会が提供されました。
ニチバンは、これからも地域と連携した健康教育活動を続けていくことで、子どもたちが安心して生活できる環境を整えていくことでしょう。