日本酒の新たなペアリング体験を米国で
日本酒の魅力を更に広げるべく、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は新たなプロモーションを展開します。2024年の秋、米国で日本酒の飲用シーンを拡大し、政府が掲げる輸出金額目標の達成を目指します。
新たな市場開拓への挑戦
JFOODOは2025年までに米国への日本酒輸出金額を180億円に達成することを目標としています。最近のデータでは、米国向けの日本酒の輸出金額が前年に比べ27.3%増加しており、日本酒はますます注目されています。この流れを受け、ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」は、日本酒の認知度を一層高める要因となっています。
特別なプロモーション企画
2024年10月から11月にかけて行われるプロモーションでは、”Discover new harmonies with Japanese SAKE” というテーマの下、日本酒と和食以外の料理とのペアリングを提案します。米国の主要都市、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコにおいて、好奇心旺盛なフーディーたちに向けて、魅力的な食体験を提供します。このイベントでは、メディアやインフルエンサーの協力も得ており、プロモーション動画を通して参加者の期待感を高めています。
日本酒と料理の新たな調和
プロモーションの中で参加者は、「軽やかさからクリーミーさまで、さまざまな日本酒の多様性を体験できた」と口を揃えています。また、非和食店での新たな日本酒のペアリングを試す機会が提供され、参加者からは好意的な反応が多数寄せられました。この取り組みでは、米国の飲食業界のトレンドをリードする9つのレストランが参加しています。ミシュラン星付きレストランから注目のフュージョン料理店までが含まれ、多様な料理との相性を楽しむ機会を提供しました。
教育と知識の普及
このプロモーションでは、日本酒とワインに精通したアンバサダーを起用し、飲食店への教育を強化しています。日本酒やペアリングに関するセミナーを開催し、店舗での銘柄選定のアドバイスを行うことで、新たに日本酒を取り扱う飲食店が約9割に達しました。この新たな取り組みは、シェフやソムリエからも高い関心を集めています。
今後の期待
日本酒の需要は今後ますます高まっていくことが予想されています。業界関係者からは、「日本酒への関心が急増し、新たな取り扱い店舗も増えていく」との声も聞かれ、JFOODOの取り組みが大きな影響を持つことが期待されています。日本酒と様々な料理とのペアリングは、今後の食文化に新しい風を吹き込むでしょう。
参加レストランの一例
以下は2024年度JFOODO日本酒プロモーションに協力しているレストランの一部です。
ニューヨーク
ロサンゼルス
サンフランシスコ
日本酒の新たな魅力を探求するこのプロモーションは、日本酒文化のさらなる発展を目指しており、米国という新たな市場での成功を期待しています。