新デザインリサーチ
2025-12-11 12:09:00

企業の複雑な課題解決を目指す新デザインリサーチプログラムの登場

企業の複雑な課題解決を目指す新デザインリサーチプログラム



現代の企業は、気候変動や国際情勢、人口動態の変化、テクノロジーの進化など、さまざまな複雑な課題に直面しています。このような「ウィキッド・プロブレム」と呼ばれる問題に対処するためには、ただ課題を見つけたりアイデアを生み出したりするだけでは不十分です。私たちは、その視点を新たにし、より深く掘り下げる必要があります。そこで、新たに開発されたのが、株式会社ACTANTと合同会社メッシュワークが共同で創出した「Systemic × Ethnography」というプログラムです。

プログラムの概要



このプログラムは、システム思考 と人類学的エスノグラフィーを融合させ、企業が直面する複雑な課題をより良く理解し、対策を講じることを目指しています。「Systemic × Ethnography」は、社会構造の可視化と現場のリアリティを同時に把握するため、フィールドワークを通じて個々の生活に密着した「パーソナルストーリー」を収集し、それを「パーソナルシステムマップ」に展開します。さらに、これらのストーリーを「ソーシャルシステムマップ」という広い視点で位置づけることで、社会の中のテーマや課題を捉え、効果的なアイデアや長期的介入戦略へと繋げることができます。

特徴とプロセス



このプログラムは主に3つの特徴を備えています。まず、人類学的エスノグラフィーに基づき、ありのままの現実を丁寧に描き出すフィールドワークを行います。この際、自らの関心や先入観に囚われることなく、当事者の経験や文脈を深く理解します。次に、システミックデザインの観点から、個人の課題だけでなく、技術や制度、文化といった幅広い社会構造の中でテーマを捉え直します。そして、参加者自身の前提に挑むことで、視点を広げ、日常業務に活かせる新たな発想を生み出す場を提供します。

プログラムは基本的に4ヶ月から半年間の期間を設け、テーマや組織に応じた進行をします。まず、社内チームを編成し、対象とするシステムを決めます。その後、人類学的なフィールドワークを通じて、関係する社会やコミュニティの構造を掘り下げます。そして、得られたフィールドワークの結果を元に、システムマップを作成し、参加者間で議論します。最終的には、参加者自身の価値観を更新し、持続可能な経済価値と社会価値を両立させる介入戦略を模索します。

期待される効果



このプログラムを受講することで、参加者は従来のシステム思考だけでは見えにくかった人間のリアリティ、特に生活、関係性、感情を理解できるようになります。例えば、課題解決に向けたアイデア創出において、部分最適では見落としがちな構造的な要因を発見することが可能です。また、予想外のリアリティを経験することで、リサーチ担当者自身の視点が大きく変わることが期待されます。

推奨対象者



「Systemic × Ethnography」は、特に以下のような方々におすすめのプログラムです。定性調査やUXリサーチに難しさを感じているマーケティング担当者や、一筋縄ではいかない地域課題や環境課題に取り組んでいる事業開発担当者。また、社会価値と企業成長の両立を模索している経営者やリーダー、中長期的な戦略を必要とするR&D部門や企画部門の方々、さらにはデザイン思考やリサーチ研修を強化したい人事担当者に最適です。

導入事例



実際に「Systemic × Ethnography」を研修プログラムとして導入した事例も多数あり、通じて各企業のニーズに応じて実践的な知見を得ています。詳細については、以下のリンクからご覧いただけます。https://note.com/designactant/n/nd4a6b4099ff3

企業紹介



このプログラムを展開する株式会社ACTANTは、持続可能なビジネスの実現を目指し、サービスデザインやシステミックデザインを基軸に、定性リサーチから社会実装までをサポートするデザインファームです。また、合同会社メッシュワークは、人類学的リサーチを通じて現場のリアリティを可視化することで、クライアントがその場の状況を的確に把握する力を育んでいます。それぞれの企業の詳細については、下記のリンクをご参照ください。


本プログラムに関する問い合わせは、株式会社ACTANTまでご連絡ください。
E-mail: [email protected]
TEL: 050-3717-9515


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会社情報

会社名
株式会社ACTANT
住所
東京都杉並区久我山5-35-19
電話番号
050-3717-9515

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