ブランディングテクノロジーと日本アジア投資の新たな提携
ブランディングテクノロジー株式会社(以下、ブランディングテクノロジー)は、日本アジア投資株式会社(以下、日本アジア投資)との間で資本業務提携を締結したことを発表しました。この提携は、中堅・中小企業の成長支援を目的としており、両社の資源を活用してより強力なサポートを提供していく方針です。
業務提携の背景
当社は「ブランドを軸に中堅・中小企業様のデジタルシフトを担う」というミッションのもと、企業のブランディングやデジタルマーケティング支援に注力しています。最近、経済産業省が提唱する「中堅企業元年」において、中堅企業の活性化が日本経済の成長を促進するとされており、これに呼応して当社も積極的に支援を行うことを決定しました。
具体的には、当社は中堅企業の経営資源を集約し、成長支援、デジタル化推進、プロフェッショナル人材の確保などの施策を強化する予定です。この背景には、中堅企業が抱える資金調達や事業承継などの課題があり、政府も支援策を強化する動きがあります。
提携の具体的内容
この業務提携により、以下の3つの主要な事業が推進されることが予定されています。まず、投資運用事業におけるファンドの組成に関する協業が行われます。両社は互いの専門知識を持ち寄り、投資先の価値を引き上げるための施策を検討します。
次に、両社は潜在的な投資候補先および取引候補先の相互紹介を行うことで、相乗効果を狙います。このアプローチにより、より多くの企業が支援を受けることが可能となります。
また、当社は資本政策において自己株式を処分し、より柔軟に展開していく予定です。具体的には、保有する株式の中から45,000株を第三者割当によって売却します。この資金を活用し、企業支援をさらに推進していく計画です。
日本アジア投資の役割
日本アジア投資は、1981年に設立され以来、日本とアジアのビジネスをつなぐ役割を果たしてきました。投資ファンドの運営やプライベートエクイティ投資を通じて、さまざまな企業の成長をサポートしています。特に、事業承継ファンドを通じて後継者不在の企業を支援し、円滑な事業運営を促進しています。
今後、両社は協力し、日本の中堅・中小企業の成長シナリオを形成するための課題解決に積極的に取り組んでいく意向です。ブランディングテクノロジーは、これまでの知見を生かし、マーケティング支援を通じて企業の価値向上を図ります。
今後の展開
今後、具体的には日本アジア投資が手掛ける事業承継問題を抱える企業に対して、財務面でのサポートを行い、当社がブランディングやマーケティングの支援を行うことで、これらの企業群の成長を促進していく予定です。
この提携による業績への影響は軽微と予測されていますが、今後重大な更新があった場合には、迅速に通知を行う方針です。両社の提携が日本経済の成長にも寄与することが期待されています。