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雨水で冷やす！「GXマット」が空調電気代を大幅削減！

三重県の南出株式会社が開発した「GXマット」は、空調室外機の上に設置することで、雨水を利用して効率的に冷却効果を発揮し、電気代を削減する画期的な製品です。

2023年夏季に西日本旅客鉄道株式会社（JR西日本）との共同実証実験が行われた結果、一定条件下において、夏場の空調電気代を30～60%削減することが確認されました。

GXマットの仕組みと効果

GXマットは、特殊な素材でできており、高い吸水性と蒸散性を持ち合わせています。室外機の上に設置することで、雨水や湿度を吸収し、自然蒸散（気化熱）によって室外機の温度を下げます。これにより、空調の圧縮機の負荷が軽減され、消費電力の削減に繋がります。

実証実験の詳細

実証実験は、JR西日本の神戸・京都エリアにある機械室用冷暖房装置を用いて行われました。マットの有無による電気使用量を比較した結果、一定の環境下や期間であれば30～60%の電気使用量削減効果が見られました。

環境負荷の軽減と省エネへの貢献

GXマットは、雨水を利用した自然な冷却効果によって、空調の消費電力を削減することで、環境負荷の軽減に大きく貢献します。また、電気代の節約にも繋がり、経済的なメリットも期待できます。

南出株式会社の挑戦

南出株式会社は、大正13年に創業し、間もなく創業100周年を迎える企業です。緑化資材、農業資材、包装資材の製造・卸売を主な事業としており、近年は再生樹脂板等の独自商品開発を軸に都市緑化分野に進出しています。GXマットは、同社の環境に優しい製品開発への取り組みの一環として生まれた商品です。

今後の展開

南出株式会社は、JR西日本と継続して実証実験を行い、さらなる効果検証を進めていく予定です。また、GXマットの普及を通じて、より多くの企業や家庭で省エネと環境負荷の軽減を実現することを目指しています。

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