道の駅で新たな挑戦、麦ストロー製造の背景
大阪府河内長野市の「道の駅奥河内くろまろの郷」内にあるむささびパン工房では、環境問題への取り組みの一環として、脱プラスチック製の「麦ストロー」の製造を始めます。このプロジェクトは、地元の小麦の茎を利用し、持続可能な製品を提供することを目指しています。
プロジェクトの概要
一冨士ケータリング株式会社の運営するむささびパン工房は、NPO法人里山ひだまりファームから供給を受けた地元産小麦を原料とし、11月から麦ストローの利用を開始します。この取り組みは、南海電鉄や河内長野市と連携し進行中で、地域社会の活性化にも貢献しています。
地域との連携
この事業には、地元の社会福祉法人聖徳園や一般社団法人なないろなどが協力し、地域貢献に向けた取り組みが多方面から進められています。特に、地域の農家と連携した「くらし菜園沿線ファーム 河内長野」に参加することで、地域の農産物を活用した新しい商品開発が行われています。
麦ストローの特長
製造される麦ストローは地元産小麦の茎を使用し、プラスチック製のストローに代わる環境に優しい選択肢を提供します。まさに、世界的な環境問題への意識を高める一助となるべく取り組まれています。特に、むささびパン工房で購入したドリンクと共に提供し、直接顧客に利用してもらう形式を取ります。
製造スケジュール
麦ストローの製造は今年の6月からスタートし、収穫や試作、実験を経て、8月には洗浄や乾燥、パック詰めなどの工程が進められます。そして、いよいよ11月23日(土)にむささびパン工房内のカフェでの利用が開始される予定です。
地元の食材を使用
現在、むささびパン工房では提供されるパンにも里山ひだまりファームが生産した地元の小麦が使われており、地域とのつながりを意識した製品作りが進められています。ただし、全量を自給できないため、一部の使用にとどまっています。
まとめ
この「麦ストロー」の取り組みは、道の駅を訪れる人々に環境保護の重要性を伝える貴重な機会となるでしょう。また、地域資源を最大限に生かした商品開発が行われることで、地域社会の活性化が期待されます。むささびパン工房の新たな挑戦が、多くの人々に広がることを願っています。
道の駅奥河内くろまろの郷の詳細は、
こちらの公式サイトから確認できます。