2027年卒業生の就職希望調査:地方就職への期待と懸念
2027年3月に卒業予定の大学生や大学院生を対象に実施された株式会社学情の調査結果が発表され、UIJターンや地方就職に対する学生の希望が明らかになりました。この調査では、学生たちが「都市部から地方へ移住して働くこと」についてどう考えているのか、その背後にある理由や希望する勤務地について掘り下げています。
UIJターンの希望率と理由
調査によると、UIJターンや地方での就職を希望する学生は44.7%に対し、希望しない学生は55.3%という結果となり、期待と不安が混在した状況が浮き彫りとなりました。「希望する」と回答した学生たちは、「金銭的な負担が軽い」「地元への愛着がある」「ストレスのない通勤環境を求める」といった理由を挙げています。
逆に「希望しない」と回答した学生からは、「東京での便利な生活が捨てがたい」「地元に希望する企業が少ない」「文化的な活動が豊かな都市部を好む」などの意見が寄せられました。
経済的理由の重要性
希望する理由について尋ねたところ、過半数の50.8%が「地方のほうが経済的に楽で暮らしやすい」と回答しました。続く理由としては「家族のそばで暮らしたい」が36.5%、そして「プライベートと仕事の両立」を挙げる学生も31.7%でした。地域の風土の魅力や通勤の便利さを重視する学生も多く見受けられます。
希望勤務地の傾向
勤務地に関しては、61.9%の学生が「出身の都道府県」を希望していることが分かりました。2位には「出身の都道府県に近い都市部」が47.6%で続き、地域的な愛着が強く表れています。その後は「大都市へのアクセスが良い地域」なども選ばれ、多くの学生が都市部との接点を重視していることがうかがえます。
都会派の理由
一方、地方就職を希望しない学生の主な理由として「都会のほうが便利で暮らしやすい」という意見が47.4%に達しました。続けて「志望する職種や企業が都市部に多い」「大切な人たちと離れたくない」などの声も多く、仕事やプライベートの充実度を考慮した結果、都市部に留まる選択をするようです。
調査の背景
この調査は、テレワークの普及によって「住む場所」や「働く場所」に対する価値観が多様化する現代の文脈の中で行われました。この2027年卒の学生たちは、経済的な理由と便利さの両方の面を意識しつつ、どのような選択をするのでしょうか。
調査概要
本調査は2026年1月9日から1月28日まで行われ、141件の有効回答をもとに分析されました。調査対象は、スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」の来訪者となります。
株式会社学情について
学情は、2004年から「20代通年採用」を提唱し、若手人材の採用支援に力を入れる企業です。また、国内で初めて合同企業セミナーを開催し、多彩なサービスを展開している企業でもあります。