転勤なし企業が人気！就活生8割が「志望度が上がる」と回答 - 学情調査

株式会社学情が、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に行ったアンケート調査で、転勤に関する興味深い結果が出ました。

調査では、約8割の学生が「転勤のない企業は志望度が上がる」と回答したことが明らかになりました。学生たちは、「転勤がないことで具体的なライフプランを立てやすく、ワークライフバランスを保ちやすい」と考えているようです。特に、地元や家族の近くで働きたいという希望を持つ学生が多いことがうかがえます。

さらに、勤務地や転勤の有無を「最優先で重視する」と回答した学生は23.3％に上り、昨年同時期調査から3.9ポイント増加しました。「最優先ではないが重視する」という回答も7割に迫っており、勤務地や転勤の有無は就職活動において重要な要素であることがわかります。

学生たちの声からは、転勤の有無だけでなく、海外で働く機会があるかどうかなど、多様な働き方への関心も伺えます。企業は、学生のニーズを理解し、転勤に関する明確な制度や情報提供を行うことが重要と言えるでしょう。

今回の調査結果から、学生たちの「転勤」に対する意識は、従来の終身雇用を前提とした考え方から変化していることが分かります。ワークライフバランスやライフプランを重視する学生が増加しており、企業は、学生のニーズに応えるような働き方や制度を提供することで、より魅力的な企業となることが求められます。