AI-MIS×AI/DXフォーラム September part I 開催レポート
先日、開催されました「第2回AI-MIS×AI/DXフォーラム September part I」では、業界のリーダーたちが集まり、セールス部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)についての議論が活発に行われました。特に注目されたのが、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)のデジタルマーケティング部長、土屋貴司氏の講演です。土屋氏は、日本の中堅・中小企業の海外展開を支援するために、デジタルを活かした効果的なアプローチを提案しました。
デジタル変革の重要性
セールス部門におけるDXの実現には、様々なシステムに分散しているデータを一元化し、AIを活用する環境作りが不可欠です。土屋氏は、そのためのベストプラクティスを紹介し、データを基に迅速な意思決定を行うことで、売上の向上と業務の効率化をどのように達成するかを具体的に示しました。
また、AOSデータ株式会社のCTO、志田大輔氏は、全業種向けのAI-MIS™の実例を通し、セールス分野におけるデータ活用の新たな可能性を提示しました。特に、企業がどのようにして顧客データを分析し、戦略を立てられるかが焦点となりました。
中小企業に seek の営業DX
Sansan株式会社の岡田富明氏は、中小企業の成長を促す営業DXについて話しました。デジタルツールを活用することで限られたリソースの中でも効果的に営業活動を行う方法を共有し、顧客のニーズに即したアプローチの重要性を強調しました。
さらに、株式会社ラクスの石川太郎氏による講演では、限られたリソースを活用し、過去に失注した事例から新たな売上を創出するための戦略が語られました。メールを効果的に使って売上を向上させる実践的なノウハウは、多くの参加者にとって非常に価値のある情報でした。
データドリブン営業の未来
サイボウズ株式会社の小網裕太氏は、kintoneを利用したデータドリブン営業の手法について解説しました。これにより、業務効率の向上と、より正確な顧客理解へとつながる手法が示され、参加者は実践に応じた新しいツールの活用法を学びました。
最後に、ユーソナー株式会社の湯浅将史氏は、企業がデータを活用して営業の強化を図るための具体的な事例を提示し、営業部門で必要とされるデータの分析と活用方法について解説しました。
まとめ
今回のフォーラムを通じて、DXがもたらす営業活動の変革の可能性や、データを駆使した新たなアプローチの重要性が強調されました。これからの時代、営業はますますデータドリブンなアプローチが求められ、企業はこの変化に柔軟に対応することが不可欠です。参加者は、各社の講演を通じて新しいインサイトを得ることができ、業界全体の進化を感じさせる貴重な機会となりました。