福島県と高知県が挑む国際人材育成プロジェクト
文部科学省の支援を受け、「トビタテ!留学JAPAN」の新たなステージとして、福島県と高知県が2024年度の採択地域として決定しました。このプログラムは、日本の高校生に留学の機会を提供し、国際的な視野を広げるために設計されています。
留学プログラムの概要
「トビタテ!留学JAPAN」は、地域の産学官が連携して行う「拠点形成支援事業」として、全国の高校生に留学の機会を設けることではじまりました。この事業の目的は、地域に根ざしたグローバルな人材を育成し、地域活性化に寄与することです。
2023年度には、石川県、静岡県、滋賀県が初回の採択地域として選ばれ、すでに留学生が海外に派遣されるなど、成果が見えてきています。
福島県と高知県の取り組み
新たに採択された福島県と高知県では、それぞれの地域特有の留学プログラムが用意されており、以下のようなコースが設けられています。
- - 福島県: 「ふくしまの未来を担うグローバル人材育成事業」
- 高校生を対象に、海外での探究活動を通じて地域の課題を解決する取り組みが行われます。
- - 高知県: 「こうち未来創造グローバル人材育成事業」
- 高校生の留学支援を行い、スポーツや芸術をテーマにした探究コースも用意されています。
具体的なプログラム内容
このプログラムでは、年間最大で50名の高校生を選抜し、以下の4つのコースに参加させる予定です:
1. マイ探究コース
2. 社会探究コース
3. スポーツ・芸術探究コース
4. 地域探究コース(地域特有のテーマに基づく探究)
各地域では、企業などからの資金により、留学生への奨学金が支給され、留学生の海外派遣を経済的にサポートします。
公募スケジュールについて
福島県と高知県のプログラムは2025年度にも継続され、さらなる地域事業の採択を目指して公募が行われます。
- - 公募説明会: 2024年9月下旬
- - 募集要項の公開: 2024年11月中旬
- - 募集期間: 2025年1月~3月下旬
- - 採択決定: 2025年7月上旬
これにより、今後の日本の高校生たちに対する国際的な成長の機会が広がることが期待されています。
この新しいプログラムは、グローバル人材としての成長を目指す高校生たちにとって、まさに大きなチャンス。将来的に地域に貢献できる力強いリーダーとして育っていくことを願っています。