金融IT協会の新展開
2024-01-30 18:00:01

金融IT協会が新たに対外活動を開始しデジタル人材育成に注力

金融IT協会が起ち上げる新たな取り組み



特定非営利活動法人金融IT協会は、2024年1月30日から新たに対外活動を開始しました。この団体は、前身の「特定非営利活動法人金融ITたくみs」を刷新し、金融業界におけるITの民主化やデジタル人材の育成を目指した活動を進めていきます。

理事会の構成


金融IT協会は、業界の各分野から選ばれた理事によって運営されており、その中には金融機関やIT関連企業の幹部が名を連ねています。理事長の山口省蔵氏は、金融経営研究所の代表取締役で、業界全体の連携を重視した組織作りを行います。副理事長には岡田拓郎氏が就任し、デジタル庁でのプロジェクトマネジメントの経験を生かした活動が期待されています。

他にも、みずほフィナンシャルグループの阿部展久氏や、三菱UFJ銀行の中澤香織氏など多様な専門家が理事として名を馳せており、幅広い視点から業界の発展に寄与することを目指しています。

加盟会員の現状


現在、金融IT協会には66社の加盟会員があり、29社が金融機関、17社が法人、13社のスタートアップ、そして7社の非営利団体で構成されています。これらの企業は、デジタル人材の育成やITの活用推進に向けた貴重なリソースを提供し、協力し合うことを目指しています。

参加企業の中には、みずほフィナンシャルグループや三菱UFJ銀行などのメジャーな金融機関が含まれ、また、IoTやデジタルテクノロジーを利用した新しいビジネスに挑戦しているスタートアップも名を連ねています。

新しい取り組み


金融IT協会は、今後二つの委員会を立ち上げ、デジタル人材の育成に取り組みます。一つ目は「デジタル人材育成委員会」で、ここでは検定試験の開催を通じて業界全体でのスキル向上を図ります。2024年秋には金融IT検定の初級試験を予定しており、金融業界に関わる全ての人材を対象とした試験が初めて実施される予定です。

二つ目は「IT民主化委員会」であり、こちらではIT技術の活用に向けた勉強会を企画しています。初回のイベントは「Japan FinTech Week」に合わせて開催され、業界関係者が集まり新たな知識を学ぶ機会となるでしょう。

理事長のメッセージ


理事長の山口氏は、金融機関にとってITの活用が必須であると強調し、組織の枠を超えた情報連携の重要性を訴えました。「金融業務でのITは十分に活用されていない今、私たちは協会として日本の金融業界全体を支えるための基盤を築いていきます」と述べています。

入会案内


金融IT協会では、新たに協会の理念に賛同する企業や個人を歓迎しており、詳細については公式ホームページで案内しています。これまでの取り組みに加え、今後の活動に参加したい方々の参加を求めています。

金融IT協会が掲げる目標は、業界全体のスキル向上と次世代への技術継承。これからの金融とITの融合が、どのように展開されていくのか注目です。ぜひ、この新しい流れに目を向けてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人金融IT協会
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-30-9 Kビル 株式会社金融経営研究所内
電話番号

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