世界溺水防止デーをお祝いする親子安全教育イベント
2025年7月27日、川崎市宮前区に位置する「サギヌマスイミングクラブ鷺沼」で、「7.25 世界溺水防止デー」に関連した体験型安全教育イベント『ペットボトルで命を守ろう』が開催されました。このイベントは、参加した親子が実際に水に触れながら命を守るための知識と行動を学ぶことを目的としています。
近年、夏に水辺での活動が増える時期になり、子どもたちが安全に楽しむための知識を身につけることの重要性が高まっています。このイベントでは、ペットボトルを使用した浮力体験や、ライフジャケットの重要性についての理解を深めるクイズ、水辺の危険回避に関する学びを実践しました。また、親子で声かけや助けの呼び方を学ぶフィールドも用意されています。
イベント終了後、参加者からは「ペットボトル1本で体が浮くなんて知りませんでした」との声や、「身近なもので安全を守るとは考えもしませんでした」といった感想が寄せられ、プログラムが水への恐怖を和らげると同時に、楽しさを感じさせる内容になっていたことが伺えます。調査の結果でも、「泳げることや水に慣れていることの重要性がわかりました」「万が一の時の行動を考える良い機会になった」「親子で学び、夏の思い出に残る経験ができました」といった肯定的な意見が多く集まりました。
水の安全を学ぶ意義
このイベントは「泳げない子をなくそうプロジェクト」の一環として、2013年から続けられています。近年、小学校の水泳授業の回数が減少し、プールが廃止されるケースも増えてきたため、水に親しむ機会が減少しているとの懸念が広がっています。こうした背景から、プログラムは「泳げること」を育てるだけでなく、「危険を察知し、命を守る行動をとれる」力を身につけることを重要視しています。
そのため、今回のイベントでは水の楽しさとともに、命を守るための知識と行動を親子で学べるプログラムが用意されました。また、実際に水に入って体験できる内容は、子どもたちにとっても新たな発見が多く、学ぶ意欲を高める要因となっていました。
参加者の声と今後の展望
イベントには、小学生とその保護者31組が参加し、全体で32名の親子が水の安全について学びました。ペットボトルで浮く体験を楽しむ子どもたちの姿は、参加者にとって記憶に残るシーンとなりました。
今後も「泳げない子をなくそうプロジェクト」では、水に親しむ楽しさを伝えながら、命を守ることの大切さを広めるための取り組みを継続していく予定です。引き続き、地域の皆さまのご参加とご理解をお願い申し上げます。イベントの成功を受けて、さらなる体験型プログラムの充実と、参加者の声を反映させた内容作りを進める意欲にも満ちています。
イベントの詳細
- - 日時: 2025年7月27日(日) 11:30~13:00
- - 会場: サギヌマスイミングクラブ鷺沼
- - 主催: サギヌマスイミングクラブ
- - 協賛: コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
- - 協力: 一般社団法人ウォーターセーフティプロモーション、株式会社ニューレヴェル
今回は水への理解を深め、事故を未然に防ぐための知識を得ることができた貴重な経験でした。今後ともこのような機会を提供することで、地域全体での水の安全についての意識を高めていきたいと思います。