リアル店舗向けの新たなマーケティング手法
Oxyzen株式会社が提供する『店舗ぐるぐる』が、2024年8月1日から新たにリードナーチャリング機能を導入します。この機能により、リアル店舗における未購買の匿名顧客のリスト化や育成が自動化され、マーケティング戦略に革新をもたらすことが期待されています。
オフラインOMOの新たな挑戦
オフラインのOMOとは、オンラインとオフラインを融合させたマーケティング手法ですが、『店舗ぐるぐる』はその実現を目指すツールの一つです。従来、来店した顧客の情報はスタンプカードやアプリを通じて収集していました。しかし、店舗に訪れたものの購入には至らなかった顧客や、店の外を通る潜在的な顧客の情報は、ほとんど把握できていませんでした。これに対し、『店舗ぐるぐる』を活用することで、店舗内の来客動向を即座に可視化し、デジタルサイネージを使った販促活動を自動化できます。
匿名顧客の行動を分析
この新機能では、店内の匿名顧客がどのように行動しているかを詳細に分析することが可能です。潜在顧客や初回訪問客、再訪のお客様、さらには特別な顧客であるV.I.P.客まで、各フェーズに応じた分析が行え、日ごとの入店率や回帰率を把握することができます。さらに「顧客育成カルテ」機能により、匿名顧客の訪問歴や他店舗への訪問数も追跡が可能。データをもとに次の一手を考えることができます。
リアルタイムなアプローチ
特筆すべきは、店内に滞在している匿名顧客にリアルタイムでアプローチできる点です。例えば、訪問履歴のある匿名顧客が店内にいる際に、スタッフにホットリード通知を送信。これにより、顧客が気になっている商品に対して即座にアプローチできる体制が整います。また、忙しい店員の代わりにデジタルサイネージを通じて、最適なコンテンツが自動で切り替わり放映されるため、顧客のニーズに応じた情報を提供可能です。
コンテンツの多様化と効果
来店者の属性(性別、年齢層、経済状況など)に基づいたコンテンツ切り替え機能も整備されており、変動する顧客データに素早く対応します。これにより、例えば特定の属性の来店者が多い時間帯に合わせたプロモーションを展開し、売上を向上させることができるでしょう。新たに追加されたデジタルサイネージの再生ログ機能が、このプロセスをさらに効率化させます。
まとめ
『店舗ぐるぐる』によるリードナーチャリング機能の導入は、今後のリアル店舗のマーケティング戦略に大きな変化をもたらすと考えられます。顧客の動向をリアルタイムで分析し、最適なアプローチを行うことで、集客力と販売力の両方を引き上げることが期待されています。これからの店舗運営において、『店舗ぐるぐる』の活用は目が離せない存在となるでしょう。