南海トラフ地震防災研究プロジェクトの公募情報
文部科学省から新たな地震防災研究プロジェクトの公募が発表されました。このプロジェクトは、南海トラフ地震などの巨大地震による災害の影響を最小限に抑え、迅速な復旧と復興を図ることを目的としています。特に、令和6年の能登半島地震による連鎖災害の長期化に関する教訓をもとに、自然科学と人文・社会科学の知見を融合させた研究が求められています。
事業概要
このプロジェクトの主要目標は、
- - 南海トラフ地震の評価手法の高度化
- - 他地域への展開
- - 広域連鎖災害に対する事前対策の加速
これにより、人命の保護や発災時の被害最小化、経済社会の維持、迅速な復旧・復興を目指します。
公募概要
対象機関
本公募には、以下の機関が参加可能です。
期間
公募は令和11年度末までの5年間を想定しており、年間で278百万円以内の予算が設定されています。また、採択予定件数は1件を予定しています。
募集課題
公募する研究課題は以下の通りです。
- - 南海トラフ地震の評価手法
- - 日本海溝等への展開
- - 複合・連鎖災害リスク情報
- - 復旧・復興シナリオの構築
スケジュール
この公募に関連するスケジュールは以下の通りです。
- - 公募説明会: 令和7年4月30日(水曜日)15時からオンライン開催
- - 公募締切: 令和7年5月22日(木曜日)17時まで
- - 審査: 令和7年6月上旬頃
- - 採択決定: 令和7年6月中旬頃
- - 契約締結: 令和7年7月中旬頃
公募説明会に参加希望の方は、参加申し込みを令和7年4月28日(月曜日)12時までに行ってください。
お問い合わせ
研究開発局の地震火山防災研究課が本公募に関するお問合せを受け付けています。関心のある研究機関は、ぜひ参加をご検討ください。関連資料は文部科学省の公式サイトからダウンロード可能です。地震防災研究の新たな道が、今ここに開かれようとしています。