新たな農業メディアUMMの登場
新規就農を支援するための新メディア「農業とつながるメディア UMM」が正式にリリースされました。このメディアは、全国の農機具店や農家と連携し、農業に関する有益な情報を提供することを目的としています。
UMMは既に国内最大級のプラットフォーム「中古農機市場 UMM」を運営しており、約700の事業者と5000人の農家会員を誇ります。しかし、農業関連情報の不足を課題と感じ、新たに専門メディアを立ち上げることになりました。親会社のマーケットエンタープライズのメディア運営経験を活かし、農業特化型の情報発信を行います。
農業界の現状と問題点
近年、農業人口の減少が深刻化しており、特に高齢化が問題視されています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で、地方移住への関心が高まっているものの、就農に必要な情報が足りず、就農後すぐに離農するケースも増えています。
特に、全国農業会議所の調査によると、新規就農者が必要としている資金の46.4%が「設備投資」に関するものであることがわかります。農機具の購入費用が経営の負担となっている事実は無視できません。
UMMの役割
「農業とつながるメディア UMM」は、新規就農を考えている人や、離農を検討している農家、また天候不良に苦しむ農業者など、様々な立場の人々に価値ある情報を提供することを目指しています。農業に必要な知識やデータ、成功事例など、他のメディアでは得られない貴重な情報を集約し、それを広く発信することで、持続可能な農業の実現につなげる狙いです。
UMMは、地域の農産物の魅力を発信するキャンペーンをはじめ、農業界の各種イベントやセミナーの情報も提供。農業に関する情報収集の場としての役割を果たし、農家同士の交流も促進します。
終わりに
このメディアの立ち上げによって、農業の健全な発展が期待されています。持続可能な社会形成や新しい農業のかたちを模索し、農業界全体の活性化を図るUMMは、これからの農業環境に必要不可欠な存在となることでしょう。UMMへのアクセスは
こちらから可能です。