ウェビナー「アナログな福祉業界をAIで業務改革」開催報告
2026年8月22日、NPO法人南河内こどもステーション(以下南河内)と株式会社ILIFEの共催によるオンラインウェビナーが行われました。このイベントは「アナログな福祉業界をAIで業務改革」をテーマに、福祉現場でのAI活用の可能性とその実践について議論しました。
背景:子どもと向き合う時間を取り戻すために
南河内が目指すのは、障害のあるなしに関わらず、すべての子どもが共に学び、経験を得ることができる環境を提供すること。1983年から続く活動には、こども食堂や保育、農業体験など、地域の人々が参加できる学びの場が含まれています。ここでは、様々な体験が子ども達に未来へのインスピレーションを与えることを大切にしています。しかし、現場では「子どもと向き合う時間が事務作業に奪われる」という根深い課題が存在します。記録や報告、連絡調整、シフト管理など、多くの業務がスタッフの時間を削っているのです。これは南河内に限らず、全国の福祉施設で共通の問題です。
この課題に対し、AIがどのようにアプローチできるのかを探るため、本ウェビナーが企画されました。
ウェビナーの概要
タイトル:
「アナログな福祉業界をAIで業務改革」
サブタイトル:
「AIを全く使ってこなかった僕が『AIを使って福祉業界のゲームチェンジャー』になるまでの物語」
- - 開催日時:2026年8月22日(土)11:00〜12:00
- - 形式:オンライン(対談形式の公開収録)
- - 参加費:無料
- - ゲスト:南河内 理事 / ILIFE 代表 田村有璽氏
- - 共同開催:南河内 / ILIFE
- - 企画・運営:AIコミュニティ RIALA
ゲスト紹介:田村有璽氏
ILIFEの代表取締役である田村氏は、福祉現場でのAI導入に挑戦してきた経験豊富な実践者です。彼は、当初AIを活用していなかった状況から始まり、現場での記録や報告業務の変革を目指して来ました。その過程を「AIを全く使ってこなかった僕が『AIを使って福祉業界のゲームチェンジャー』になるまでの物語」として語りました。
ウェビナーの進行内容
イベントは田村氏の実体験を基に構成され、技術的な説明に特化せず、「何から始め、どこでつまずいたか」を追う内容となっています。具体的には、以下のような流れで進行しました。
1.
始まりの前:AI未経験だったころの現場と当時の印象。
2.
最初の一歩:AI導入のきっかけ、初めてのつまずき、福祉ならではの壁。
3.
現場に起きた変化:AI導入による業務改善と、スタッフの巻き込み方。
4.
続けるために:失敗から得た学びや、初心者のための実践的思考法。
特に、個人情報の取り扱いや記録業務など、福祉特有の制約にどう向き合ったかという点も重要な議題とされました。
今後の取り組み
収録内容は後日編集して公開される予定です。南河内は今後も、子どもを支える現場の負担軽減に向けた取り組みを、地域の団体と連携して進めていく意向を示しています。大人が子どもに向き合う時間が増えることで、どの子どもにも多様な経験を提供できる土台が築かれると考えています。
法人情報
NPO法人南河内こどもステーション
- - 所在地:〒583-0856 大阪府羽曳野市白鳥3-13-11 塩野マンション101号
- - 代表者:田原均(たはらひとし)
- - 設立:1983
- - 活動内容:こども食堂や一時保育、文化鑑賞、農業体験など。
- - URL:南河内こどもステーションのウェブサイト
株式会社ILIFE(共同開催)
- - 所在地:〒583-0014 大阪府藤井寺市野中1-97-1 第3セイワビル2-1A
- - 代表者:田村有璽
- - 事業内容:児童福祉サービス「LIFE STAND UP」の運営。
- - URL:株式会社ILIFEのウェブサイト