岡山大生の木材ワークショップ
2024-10-10 11:45:42

岡山大学生が真庭市で木材利用を探求するワークショップに参加

岡山大学生が真庭市での森林・木材ワークショップに参加



2024年9月16日から20日の期間、岡山県真庭市で「森林・木材・木造建築に関するワークショップ」が行われました。このイベントには、国立大学法人岡山大学から25名の学部生と8名の大学院生の計33人が参加しました。

このワークショップは岡山大学のグリーンイノベーションセンターと真庭市役所がコラボレーションして開催され、木材の素材生産から加工、流通、そして建築物としての製品化に至るまでのプロセスを学ぶ機会が設けられました。参加学生は、教室の中では体験できない現場の雰囲気や緊張感を体感しました。講義やフィールドワークを通して、木材に関する多様な知識を得ることができました。

初日には、岡山大学の教員による「建築業界における木材の利用動向」の講義があり、続いて真庭市役所の林業政策統括監の石原匡師さんが「真庭市における林業・木材産業の現状と課題」についての講演を行いました。この基礎知識は、その後のフィールドワークに活かされました。

17日から19日までの3日間では、実際の森林施業の現場やドローンを使った森林測量、原木市場や多様な製材所の視察が行われました。また、大規模なCLT工場や木質バイオマス集積基地、真庭産材を存分に使用した木質利用モデル校舎の視察を通じて、木材サプライチェーンの流れを理解しました。特にCLT建築の現場では、木材の新たな利用方法を直接学ぶことができました。

ワークショップの最終日には、久世エスパスセンターでアイデアソンの成果を発表する討論会も開催され、市役所の職員や木材産業で働く専門家とも意見を交換しました。これにより学生たちは木材産業の持つ多くの課題について深い理解を得ると共に、現場のプロからのフィードバックも受けました。

参加した学生たちからは、「地域住民が真庭の木材産業と深く関係を持っていることを知り、自身の生活にも木の魅力が息づいていると感じた」との感想が寄せられました。このような体験を通じて、学生たちは木材サプライチェーンに対する視野を広げ、地域の環境に対する理解を深めました。

今後も岡山大学は地域との連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けて研究を進めていくことでしょう。参画した学生たちの意欲ある学びが、地域の未来に貢献することを期待しています。


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