HR and、JAXAの短期集中型タスクフォースを支援し未来像を描く
HR andがJAXA短期タスクフォースをサポート
株式会社HR and(東京都中央区、代表取締役:神吉徹二)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のために、短期集中型タスクフォースを支援しました。この取り組みは、宇宙産業全体の課題を整理し、将来に向けての具体的な行動を合意形成することを目的としており、全5回で実施されました。
導入: 宇宙産業を見据えた未来への一歩
現代において、技術の進展とそれに伴う価値提供の重要性が高まっています。各企業は、自身がどの領域に注力するかを決めることが求められています。HR andが支援したタスクフォースには、JAXAの新事業促進部や研究戦略部、経営企画部、人事部などのメンバーが含まれ、合計で11名が参加しました。HR andは、効果的な対話の場を設け、構造的な論点を設計し、キーマン同士が率直に合意を形成できるようファシリテートしました。
背景: JAXAの部門を統合し「総合力」を強化
JAXA内には複数の部門が存在し、それぞれ異なる社会的価値のある活動を展開しています。高速で変化する宇宙産業に適応するためには、各部門のパフォーマンスを最大化し、組織全体の価値を向上させる方向性を認識することが不可欠です。タスクフォースの事務局である新事業促進部では、さまざまな関係者が集まることから、効率的な合意形成が求められていました。そこで、HR and代表の神吉徹二がその支援役を担うことになりました。
取り組み: 5回のミーティングでの価値再定義
5回にわたり行われたミーティングでは、以下のステップに従って議論が進められました。
1. 「市場の見立て」の共通化: 宇宙産業全体のバリューチェーンやステークホルダーを構造化し、2025年と2028年の市場ニーズの変化を認識。
2. 「フォーカス領域」の明確化: 市場と社内技術の接点から、価値創出のための戦略領域を特定。
3. 「打ち手と実現体制」の具体化: 戦略を実行するための組織や具体的なアクションプランの確認。
4. 「キーマンによる合意形成」: 各部門のリーダー同士が話し合い、具体的かつ納得のある方向性を形成。
この一連のプロセスは、HR andが協力してゼロからデザインしたオリジナルコンテンツであり、外部環境に対する認識を可視化することで、戦略的な意思決定へとつながりました。
成果: 組織全体の推進力を高める合意形成
タスクフォースが全てのステップを踏み終えた後、メンバー全員が具体的な提案について合意を得ることができました。約1か月後、役員への報告を無事に完了し、事務局は戦略実行に向けた実践的な策を検討する日々を送っています。
こうしたイベントを受けて、事務局メンバーは「私たちが真に提供すべき価値が確立されているため、自分たちの提言に自信を持てるようになった」と話しています。また、タスクフォースのメンバーも「全員で俯瞰的に考えたことで、納得感が得られた」と感じています。
結び: 主観と客観の融合が解像度の高い未来を描く
このたびのタスクフォースを通じて、効果的な未来像を描くためには、データに基づく客観的な情報だけでなく、参加者同士の主観的な意見を融合させることが重要であることが明らかになりました。客観的な情報に基づく議論は必要不可欠ですが、主観の共有なしでは、真に解像度の高い未来にはつながらないのです。今後も、HR andはこうしたプロセスを通じて、組織の未来を実現していく支援を続けてまいります。
会社情報
株式会社HR andは、ファシリテーション型HRBPサービスを提供する企業であり、経営者や各部門のリーダーに向けたソリューションを展開しています。詳細は公式サイトやSNSをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社HR and
- 住所
- 東京都江東区豊洲5-1-13-1305
- 電話番号
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090-4275-4224