100年企業フォーラム
2012-03-12 17:28:45
臼杵市で開催される「100年企業に学ぶ日本の誇り」地域フォーラム
臼杵市での地域フォーラム「100年企業に学ぶ日本の誇り」
老舗企業がひしめく大分県臼杵市では、3月27日に「100年企業に学ぶ日本の誇り・大分の誇り」という地域フォーラムが開催されることが決定しました。このフォーラムは、日本企業が経営の持続可能性について考えるきっかけとなることを目指しています。
フォーラムの趣旨と背景
日本企業は、長期にわたる構造的不況や自然災害など様々な試練に直面し、経営に対する自信を喪失しつつあります。そのような中で、伝統的な日本の経営哲学や精神性を再評価し、企業が生き残るための道を見出そうという動きが高まっています。この動きの一翼を担うのが、創業100年以上を誇る企業、いわゆる「100年企業」です。
100年企業の重要性
日本には、創業100年以上の企業が約2万5000社存在すると言われ、これは世界の長寿企業の半数以上を占めています。これらの企業は、経営だけでなく、歴史や文化、地域への貢献を通じても、その価値を高めています。そうした企業の経営のあり方や精神性を分析し、国内外のビジネスシーンで新たな経営論を発信していくことこそが、今求められています。
フォーラムの内容
フォーラムは、14時から17時まで「臼杵市中央公民館ホール」で行われ、地域の知事や市長の挨拶から始まります。また、100年経営の会の会長である北畑隆生氏や、立命館アジア太平洋大学の前学長であるモンテ・カセム氏など、多彩なスピーカーによる講演も予定されています。
特に、「100年企業に学ぶもの」というテーマの基調講演や、長寿企業の国の期待についての特別講演が行われ、参加者はそれぞれの視点から日本の経営について学びます。また、パネルディスカッションでは、地元企業の代表たちが集まり、企業家精神とは何かを議論し、事業の持続性を考察します。
懇親会と交流の場
フォーラム後には17時半から懇親会が開かれ、参加企業の紹介や交流の場として活用されます。この懇親会では、有料参加者がビジネスマッチングを促進するための貴重な機会を得ることができます。
最後に
「100年企業に学ぶ日本の誇り・大分の誇り」は、日本の経営者にとって、人や文化に根ざした経営の大切さを再発見する場となるでしょう。長寿企業の持つ知恵と経験から、全ての参加者が新たな気づきを得られることを期待しています。日本企業の強みを生かした新しい展望を探るこのイベントに、多くの人々が参加し、知識を深められることを願います。
会社情報
- 会社名
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株式会社 日刊工業新聞社
- 住所
- 東京都中央区日本橋小網町14-1
- 電話番号
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