フードロス削減を目指した新たなスイーツの世界
川崎市麻生区早野に位置する『Slow Farm』は、2020年にオープンしたイチゴ農園です。遊休田を活用し、完熟イチゴを栽培するために温室ハウスを建設しました。このイチゴ農園では、採れたてのイチゴを用いた直売やイチゴ狩りが行われており、2022年現在、約2900㎡のハウスでイチゴが育てられています。
新たにオープン、パティスリー『Slow Sweets』の魅力
Slow Farmの農園内には、新たに『Slow Sweets』という直営パティスリーがオープンしました。ここでは、プロのパティシエが新鮮な完熟イチゴを使って、こだわりのスイーツを提案しています。営業は月曜を除く10時から17時までで、イチゴを使用したメニューが特に人気です。
フードロスを減らす取り組み
Slow Sweetsでは、フードロスの削減に真剣に取り組んでいます。近年、食品廃棄物が大きな社会問題となっており、私たちも生産者としての責任を果たす必要があります。発生したフードロスは消費者だけでなく、生産者の側でも問題視されるべきです。
具体的には、廃棄されたイチゴを利用し、焼き菓子の材料として再活用しています。イチゴは傷みやすいため、傷ついた果実は通常廃棄されますが、Slow Sweetsでは農場内にある厨房を活用して、これらのイチゴを無駄なく使用しています。
商品紹介
フィナンシェ
Slow Sweetsのフィナンシェは、3日間かけて作成されます。廃棄されるイチゴをスライスし、低温で48時間じっくりと乾燥させることで、旨味や栄養を凝縮。これをパウダー状にし、生地に練り込んで焼き上げたフィナンシェは、素材の味わいが引き立つ一品です。
完熟いちごのショートケーキ
シェフが手掛けたショートケーキは、Slow Farmで育てられた完熟イチゴを贅沢に使用。糖度が高く、果汁たっぷりのイチゴを生クリームやスポンジとともに絶妙に組み合わせ、何度でも食べたくなる味に仕上げています。生産者の想いがこもったスイーツをぜひ堪能してください。
お問い合わせ
Slow Farmへの訪問やSlow Sweetsでのスイーツを楽しみたい方は、公式ホームページや電話での予約が可能です。オープンの時間や定休日にご注意の上、訪れてみてはいかがでしょうか。
一緒に新鮮なイチゴとスイーツを楽しみながら、フードロス削減に貢献していきましょう!