全国大学生が岡山県備前市で取り組む「里海」保全の活動

全国大学生の「里海」保全活動

岡山県備前市は、全国各地から集まった大学生たちが「里海」の保全に尽力する場となりました。この活動は、日生の美しい里海を守り、次世代に引き継ぐことを目的にしています。アマモと呼ばれる海草の保全や地域の清掃活動が行われ、地元漁師との協力によってより豊かな海を目指しています。

里海とは

「里海」とは、海とその周辺の地域が共生することを意味します。特に、アマモは浄化作用があるため、海洋環境を守る重要な役割を果たしています。備前市では、名産の牡蠣の生育に欠かせない資源として、アマモの保全が強く求められています。このプロジェクトではアマモの種子選別作業を行うことで、その保全を実現します。

活動の内容

2023年8月18日から21日の間、全国の学生たちは以下の活動を通じて「里海」を守るために取り組みます。

1. フィールドワーク: 頭島島内での自然観察と「スマホよろず相談」の講師を務める。
2. 海岸清掃とアマモ場再生: 鶴島・大多府島での海岸清掃やアマモの種子選別作業。
3. カヤックでのゴミ回収: 頭島周辺の海ごみをカヤックを使って収集。
4. 交流会: 地域の人々との交流を通じて、地元文化を理解する。
5. 市教委とのディスカッション: 地元行政職員とともに地域創生や環境整備について考えを深めます。

6年目の活動

この取り組みは今年で16回目となり、学生たちはこれまでの経験を生かしながら地域の人々と協力して活動を行います。この活動は、2018年から岡山県備前市と連携協定を結ぶことで、より一層地域に根ざした取り組みを展開してきました。学生たちは地元の住民や職員と共に考え、議論しながら「里海」の保全に向けて真摯に取り組みます。