OSSセキュリティ強化
2026-07-24 11:02:37

サイオステクノロジーがChainguardと提携しOSSセキュリティ強化を目指す

サイオステクノロジーとChainguardが手を組む



近年、オープンソースソフトウェア(OSS)の利用が企業業務において急増していますが、その反面、OSSに関連するセキュリティリスクも高まっています。そんな中、サイオステクノロジー株式会社が、アメリカのChainguard, Inc.とパートナーシップを結び、2026年7月24日から協業を開始すると発表しました。両社は、OSSの脆弱性やマルウェアリスクに対処し、国内企業の安全なインフラ構築を目指すことになります。

世界のOSS利用とセキュリティリスク



OSSは、生成AIモデルやクラウドネイティブ環境におけるコンテナ技術(例:Kubernetes)など、様々な最先端技術に利用されています。企業が新たな技術を取り入れるたび、OSSの利用は増加し、その結果としてOSSの脆弱性を悪用した攻撃が増えているのが実情です。特に、サプライチェーン攻撃が深刻で、正規のソフトウェア開発プロセスに悪意あるプログラムが混入する事例が後を絶ちません。この背景から、企業はセキュリティ対策を「後追い」のアプローチから「初めから」のアプローチ、つまり、早期段階でのセキュリティ設計(セキュア・バイ・デザイン)にシフトすべきです。

協業の目的と意味



今回の提携は、サイオステクノロジーがOSSやAPI、クラウドの領域で得た技術をChainguardのソフトウェアサプライチェーンセキュリティ技術と組み合わせることで、より安全で信頼性の高いシステム運用を可能にすることを目的としています。具体的には、DevSecOpsの導入支援など、全体的なサービス提供が見込まれています。これにより、AIやクラウドネイティブ基盤の設計・開発を通じて、より包括的なセキュリティ対策が進むことになるでしょう。

Chainguard製品の特徴



Chainguardの特長は、エンジニアがAIを駆使した安全な開発を行うためのOSSを提供する点です。特に、既知の脆弱性にゼロという専用設計コンテナ「Chainguard Containers」や、マルウェア耐性を誇るプログラミング言語用のライブラリ「Chainguard Libraries」があります。

Chainguard Containers



この製品は、高水準な脆弱性修正サービスレベルアグリーメント(SLA)を設けており、脆弱性が発見された場合でも迅速な修正が約束されています。また、全てのコンテナイメージにはソフトウェア部品表(SBOM)とデジタル署名が付属しており、高い透明性と安全性が確保されています。

Chainguard Libraries



本製品は、信頼できるソースコードからだけライブラリがビルドされ、改ざんのリスクを回避するための証拠(署名・由来・ハッシュ)を検証する機能を備えています。これにより、開発環境へのマルウェア侵入を98%以上防ぐことが可能です。開発チームはセキュリティ対策に追われることなく、開発ペースを維持できます。

今後の展望



今後、サイオステクノロジーとChainguardは、開発段階から安全性を確保するための「セキュア・バイ・デザイン」の普及活動に注力します。具体的には、セキュリティエンジニアやDevSecOps担当者への技術評価支援、セミナー、ホワイトペーパーを通じた啓発など、多角的な情報発信を行う予定です。

両社の協力を通じて、日本国内のエンジニアの負担を軽減し、「Trusted OSS」の普及とともに、安心なデジタル社会の実現に貢献することを目指しています。

コメント



ChainguardのディレクターDirk de Vos氏は、日本がアジア太平洋地域における戦略市場と位置づけ、「継続的にアップデートされ、脆弱性のないOSSが求められる」ことを強調しました。一方、サイオステクノロジーの二瓶司執行役員も、Chainguardとの連携により安全なAPI・AIエコシステムをデザインすることに豊富な手応えを感じています。

この新たなパートナーシップがもたらす成果に、今後の注目が集まります。


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会社情報

会社名
サイオステクノロジー株式会社
住所
東京都港区南麻布2-12-3サイオスビル
電話番号

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