伝統茶道体験
2025-11-04 10:15:25
大阪信愛学院小学校で伝統的な茶道を体験する児童たち
大阪信愛学院小学校での茶道体験
大阪市城東区に位置する大阪信愛学院小学校では、30年以上続く「茶道クラブ」が児童たちに日本文化を深く体験させる教育を行っています。このクラブは、ただ茶道の技術を教えるだけでなく、心の成長にも寄与する特別なプログラムです。
伝統と現代の融合
本年度は、24名の小学生が年間15回にわたる活動を通じて、本格的な茶道の体験をしています。本校の茶道クラブは、学校内にある「信和庵」と呼ばれるお茶室で実施されており、裏千家の黒川先生が指導を行っています。この環境は、小学校教育課程では得られない貴重な体験の場となっています。
心と所作を磨く
茶道クラブの活動は、和室での立ち居振る舞いから始まります。児童たちは、帛紗(ふくさ)の扱いや茶碗の持ち方など細かな所作を学びます。この過程において、「おもてなしの心」や「一期一会」の精神を養うことができ、他者を尊重する態度や、集中力、そして忍耐力を育むことにつながります。
美しい所作と精神文化
特に、正座や背筋を伸ばしてお茶を点てる作法は、現代の社会ではあまり経験することができない貴重な体験です。こうした所作を学ぶことで、児童たちは美しい形を身につけ、自然と日本の美意識や精神文化に触れているのです。これらは、茶道を通じて教養を深めるだけでなく、グローバル社会での活躍に必要な品格を育むことにも貢献します。
五感を使った体験学習の重要性
オンライン学習が主流となる現代において、対面で行う五感を使った体験学習の価値がより一層重視されています。茶道の一連の動作には、日本の文化と精神がギュッと詰まっており、児童たちはそれを実際に肌で感じることができます。
今後の活動予定
2025年度茶道クラブの開催概要は、2025年12月1日、12月8日、2026年1月19日、1月26日、2月2日の5回を予定しており、全て月曜日の午後2時55分から3時40分までの開催となります。このプログラムは、大阪信愛女学院中学校・高等学校内の「信和庵」にて行われ、小学生の児童が24名参加する予定です。
組織の背景
大阪信愛学院は1884年に設立され、認定こども園から大学までを擁する総合学院として、140年以上の歴史を持っています。カトリック精神に基づき、人間教育を土台に質の高い教育を提供する姿勢は、長きにわたって変わることがありません。今回の茶道クラブは、子どもたちに深い文化的理解を促すための大切な取り組みの一環です。
日本文化の継承と情操教育を重視した大阪信愛学院小学校の茶道クラブは、これからも多くの児童に素晴らしい体験を提供していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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学校法人大阪信愛女学院
- 住所
- 電話番号
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