スパイダープラスが建設業界に新たな風を吹き込む、新機能「2D図面連携」
建設業界のデジタル化が進む中、スパイダープラス株式会社は新機能「2D図面連携」を開発し、提供を開始しました。この機能は、建設DXサービス「SPIDERPLUS」のオプション機能「S+BIM」に加わり、3Dモデルと2次元図面を同じ画面上で重ねて表示できることから、現場での作業効率を大幅に向上させることを目指しています。
「2D図面連携」機能の概要
「2D図面連携」によって、施工現場でよく行われる3Dモデルと2次元図面の確認作業が格段に楽になります。従来は、現場の技術者は2次元図面で配管やダクトの配置を確認した後、画面を切り替えて3Dモデルで再確認する必要があり、多くの時間を浪費していました。しかし、この新機能により、確認作業が一度に行えるようになります。特に、国土交通省が推進しているBIM/CIMの原則適用が進む中、業界の効率化は必要不可欠です。
BIM活用の背景と貢献
BIM(Building Information Modeling)は、建物のあらゆる情報を統合した3Dモデルを使用することで、建設プロセスを効率化する手段です。しかし、建設現場でBIMを活用する際には、図面の確認や情報の重複確認が課題となっています。スパイダープラスは「S+BIM」を通じて、これらの問題を取り除き、現場におけるBIM活用の幅を広げるために新機能の開発に着手しました。
新機能の特徴
「2D図面連携」は、現場での作業プロセスを大幅に簡素化します。具体的には、次のような特徴があります:
1.
同時表示: 3Dモデルと2次元図面を同時に表示することで、各部材の位置関係を直観的に把握しやすくなります。
2.
効率的な作業: 画面を切り替えずに必要な情報を確認できるため、現場から事務所に戻る必要がなくなります。これにより、手戻りのリスクを減らし、作業の進捗をスムーズにします。
また、レイヤーフィルタリング機能も新たに追加され、必要な部材だけを簡単に表示できるため、より効率的に情報を扱うことが可能になります。例えば、特定の壁を非表示にしたり、必要な部材のみを選んで表示することができます。
総括
スパイダープラスの「2D図面連携」は、現場でのBIM活用をさらに促進し、建設業界の人手不足解消にも寄与することが期待されています。本機能導入を通じて、施工の効率化が進むことによって、建設業界全体が大きく変革することでしょう。これからの建設現場におけるデジタル化の進展に目が離せません。