ロッホローモンド 12年、金賞受賞の歴史
株式会社都光が正規代理店を務めるスコッチウイスキー、「ロッホローモンド 12年」が『東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025』(TWSC2025)で7年連続金賞を受賞。この快挙により新たな評価を受けた同ウイスキーの魅力と、背景にある蒸溜所の情熱について深堀りしていきます。
ロッホローモンド 12年の特徴
「ロッホローモンド 12年」は、その製造過程において4つの異なる原酒を用い、ミディアムピートとノンピートの2つのカテゴリから選ばれたものを使用しています。リフィルカスク、リチャーカスク、バーボンカスクの3種類の樽で熟成され、味わいの奥行きを深めているのです。最初に感じるのは、熟した桃や洋梨のフルーティーな香り。この果実の香りが樽から来るバニラの甘い香りと相まって、絶妙なバランスを実現しています。余韻に残る心地よい木の香りや、わずかなピートが、味わいに複雑さを加え、世界中のウイスキー愛好家から高い評価を得ているのです。
受賞歴とその意義
TWSC 2025において、いかに特筆すべき金賞受賞を果たしたのか。その受賞歴は、2019年の初開催から始まり、年を追うごとにその実力を証明し続けました。特に2021年には、3年連続金賞により「殿堂入り」を果たし、さらに「ベストコストパフォーマンス賞」を受賞。ウイスキーの質が高いだけでなく、コストパフォーマンスの良さも認められる商品となっている点が魅力的です。
ロッホローモンド蒸溜所の歴史
ロッホローモンド蒸溜所は、1966年にスコットランドのリトルミル蒸溜所の第2工場として誕生しました。その特異なストレートネックスチルは認知度が高く、他にスワンネックや連続式蒸留機も備え、多種多様な原酒を生み出しているのが特徴です。評価は国際的にも高く、昨年は「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション」で「DISTILLERY OF THE YEAR」を受賞。これまでに得た賞は58にも上り、その実績は蒸溜所が持つユニークなアイデンティティを裏付けています。
TWSCについて
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、日本国内でのウイスキー及びスピリッツの品評会として唯一無二の存在です。審査はウイスキー評論家・土屋守氏が主催し、毎年多くのアイテムがエントリーされます。出品アイテムは636を超え、アジア最大級の規模を誇ります。新たな焼酎部門も設けられており、ここでも日本文化の魅力を広めています。
まとめ
ロッホローモンド 12年は、ただのウイスキーではなく、長年にわたり培われてきた伝統と革新の結晶です。この製品が持つ味わいの裏には、蒸溜所の歴史と情熱が秘められています。これからも彼らは新たな挑戦を続け、さらなる受賞歴を刻んでいくことでしょう。ウイスキー愛好家にとって、ロッホローモンド 12年は見逃せない一本です。