新刊『RCPSP法による造船工程計画の実践』の紹介
2025年11月17日、株式会社近代科学社は、理工学専門の書籍『RCPSP法による造船工程計画の実践』を発売することを発表しました。この本は、造船業における工程計画に関わる担当者に向けた実務指導書であり、特に複雑な要素を統合し最適化する手法としてRCPSP(資源制約付きスケジューリング問題)を提案しています。
RCPSP法とは?
RCPSP法は、資源の制約条件の下でスケジューリングを行い、効率的に工程計画を立案するための数学的手法です。本書ではこの手法を活用し、造船に特有の課題を解決するための具体的なアプローチが述べられています。初章では、RCPSP法の基本的な概念を簡単な例題を交えつつ解説し、読者にその重要性を伝えています。
実用的な計画ツールの活用
続く章では、汎用計画ツール「工程's オラリオ」と求解ソルバー「OptSeq」の具体的な使用方法が紹介されています。特に、これらのツールを如何にして現場で実践するかが詳細に説明され、実務に直結する内容となっています。読者は、理論だけでなく、実際の業務に役立てる知識を得ることができるでしょう。
造船業界の課題解決事例
本書の特筆すべき点は、造船所の協力を得た実際の課題解決事例を挙げていることです。第5章と第6章では、それぞれ定盤計画と同時計画に関する実問題の解決策を提示しており、実践に即した内容が充実しています。これにより、理論だけでなく、具体的な結果を交えた実感ある学びを提供しています。
著者の経歴
本書の著者である梶原宏之氏は、造船工程計画や制御系CADの分野で広範な経験を持っており、九州大学の名誉教授としても知られています。長年にわたる研究の成果が、本書を通じて具体的に反映されています。彼の経歴は、理工系分野において信頼性の高い専門家であることを裏付けています。
おわりに
『RCPSP法による造船工程計画の実践』は、造船業界での効率的な工程計画の実現に向けた新たな手見取りを示した重要な一冊です。技術者にとって必携の書となるでしょう。近代科学社のデジタルレーベルからのリリースにより、オンデマンドに迅速且つ効率的に入手可能であることも魅力的です。今後の造船業界を支える一冊として、ぜひ手に取りたいところです。