猫の乳がんを守る
2019-08-29 15:01:01
愛猫の乳がんを未然に防ぐ「キャットリボン運動」始動
愛猫の乳がんを未然に防ぐ「キャットリボン運動」始動
猫を飼う家庭が増加し、生活環境の改善が進んだ結果、平均寿命が延びる中、高齢猫が多くなっています。しかし、その一方で、特に猫のがん、特に乳がんの罹患率も増えています。この現状を受けて、一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)は、9月1日から「キャットリボン運動」を始めることを発表しました。これにより、乳がんで苦しむ猫をゼロにすることを目指します。
乳がんとその深刻さ
近年の研究によれば、猫の悪性腫瘍の中でも乳がんの割合は高く、特に悪性腫瘍の8割近くが悪性であるとされています。早期発見や適切な治療が行われなければ、猫の寿命に大きな影響を与える可能性があります。
この現実を受け、「乳がんで苦しむ猫を減少させられる」と信じる獣医師たちは、「キャットリボン運動」を立ち上げました。このプロジェクトは、獣医師と飼い主の両方に向けて、乳がんの予防や早期発見、早期治療の重要性を啓発することを目的としています。
キャットリボン運動の活動内容
この運動の具体的な取り組みの一環として、公式ホームページ(www.catribbon.jp)が開設され、猫の乳がんに関する基本知識や早期発見の為の方法が紹介されます。また、乳がん啓発の象徴として、キャットリボンピンバッジが作成され、猫の乳がんに関する情報発信も行われます。
キャットリボンの日
さらに、毎年10月22日を「キャットリボンの日」と定め、人と猫の健康を守るための意識を高める活動も予定しています。
勉強会と講演会
11月10日には、東京都内で飼い主向け、及び獣医師向けの特別チャリティレクチャーが行われ、乳がんの予防と早期発見の重要性に関する情報が提供される予定です。これらの活動により、猫オーナーが乳がんについて理解を深め、実際の行動に移す一助となることを期待しています。
結論
私たちが愛する猫たちに健康で幸せな生活を送らせるためには、早期の発見と適切な治療が不可欠です。キャットリボン運動は、その知識を広めるための重要なステップです。飼い主と獣医師が協力し、愛猫を乳がんから守る取り組みを進めていきましょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ
- 住所
- 埼玉県所沢市東所沢和田1-10-4
- 電話番号
-
04-2946-7327