地域と連携した復興支援の新たな取り組み
福島県川俣町で開催される「第20回川俣シャモまつり」に、近畿大学の学生たちが地域資源を活用したスイーツを販売します。このイベントは、平成24年(2012年)から続く「オール近大」川俣町復興支援プロジェクトの一環として、地元の人々との共同作業から生まれたものです。
スイーツのラインアップ
出店する商品には、「かわまたジェラート」と「アンスリウムスイーツ」が含まれています。川俣町で育まれた素材を活かし、地元の特色を反映したおいしい商品が揃っています。
- ブルーベリーミックス
- カスタード(川俣シャモの卵使用)
- 完熟いちご
- ニホンミツバチのはちみつ
- アンスリウムクッキー
- アンスリウムラスク
- アンスリウムチーズケーキ
- アンスリウムメレンゲ
この商品は、栄養教育を専攻する学生たちが携わり、震災後の地方創生を目指す取り組みの一環として開発されました。学生たち自身が販売にあたり、復興と地域の魅力を広める貴重な経験をすることができます。
復興支援への思い
近畿大学は、復興に向けた「知の集積と活用」を目的とした教育研究プログラムの創設にも取り組んでいます。このプロジェクトでは、農業、観光、SDGs(持続可能な開発目標)など複数の分野があり、地域全体の活性化を狙っています。近畿大学と川俣町の協力関係は、震災からの復興を支えるために長年続いており、地域との連携が深まる契機となっています。
イベントの詳細
- - 開催日時:令和7年(2025年)5月3日(土・祝)9:00~18:00、4日(日・祝)9:00~16:00
- - 開催場所:川俣町中央公民館前庭(福島県伊達郡川俣町)
- - 販売価格:すべて税込価格で、各アイテムの詳細な価格は先述の通りです。
雨天の場合でも決行され、荒天時には中止になることがありますので、訪れる方は事前に天候を確認することをお勧めします。
地元の皆さんと交流しながら、地域の魅力を再発見できる貴重な機会です。ぜひ、この機会に川俣町へお越しください。食を通じて復興の意義を感じられるイベントとなることでしょう。
学生たちの成長の場
このプロジェクトは、学生にとっても貴重な成長の場です。実際に販売を行うことで、経済や経営の研究をする学生たちは市場を体験し、数多くの学びを得ることができます。また、他者と協力することの重要性や地域貢献の意義を実感することで、将来のキャリアにおいても生かせるスキルを身につけられます。
川俣町を訪れる皆さまにとって、味覚だけでなく、地域の絆と復興への熱意を共有する素晴らしい機会となるはずです。また、出店ブースでは、近畿大学の取り組みを知る良い機会にもなります。興味を持たれた方は、ぜひお立ち寄りください。