医療現場を変える従量課金型サブスクサービス
2024年9月5日、京都市上京区の株式会社クリックスが、医用撮影装置のリースシステムに関する特許を取得しました。この特許は、歯科用や耳鼻科用のCTスキャナー、さらに口腔内スキャナーなど、医療現場で必要不可欠な機器に基づいた新しいビジネスモデルの構築を可能にするものです。
狙いは医療機器の導入促進
従量課金型サブスクリプションサービスにより、クリニックは撮影した画像の枚数や診療報酬に応じて料金が設定され、顧客のニーズに応じた柔軟な利用が実現します。特に歯科や耳鼻科でのCT装置は高価であり、簡単に導入できない状況が続いていました。この新たなリースシステムは、撮影1枚あたりのリース料金を低く抑えることにより、医療機器の導入支援を図っています。
サービス概要と特長
クリックスは、診療報酬に基づく従量課金制度を採用し、クリニックが負担するコストを軽減します。加えて、定額料金で無制限に利用できるプランもあり、実際の使用状況に従って最適な料金プランを選べます。これにより、クリニックは予算に確実に合った運用ができるようになります。また、2024年10月1日からは、口腔内スキャナー「Aoralscan3」もこのサブスクサービスに追加され、さらに幅広いニーズに応えるラインナップが整います。
特許取得の意義
この特許取得により、クリックスは医療業界において独自の地位を確立しました。国内で初めてのサービスであり、医療機関への普及が期待されています。また、特許の範囲には耳鼻科や眼科の装置、さらにはX線以外の機器や歯科造形物も含まれており、他の医療分野にも展開が可能です。
ビジネスチャンスの拡大
クリックスは、特許を活用した新たなビジネスモデルの開発を進めており、ライセンス契約に興味のある企業を募集中です。この取り組みにより、医療業界全体のコスト削減や診断精度向上に貢献することを目指しています。また、サービスの販売代理店も募集しているため、興味のある企業には新たな展開を検討する絶好のチャンスです。
結論
経済的な負担を軽減し、導入障壁を下げることにより、医療機器の普及を促進するリースシステムは、クリニック現場での利用価値を大幅に高める可能性を持っています。今後のクリックスの活動に注目が集まることでしょう。