萬店の鰻重寄贈
2022-10-21 10:00:01

創業135年の浦和『うらわのうなぎ 萬店』が子ども食堂へ寄贈した鰻重とは

135年の歴史を誇る『うらわのうなぎ 萬店』が行った地域への寄贈



埼玉県さいたま市に位置する『うらわのうなぎ 萬店』は、明治19年(1886年)に創業し、135年もの間、地域に愛され続けてきた川魚料理の老舗店です。特に、同店自慢の「うなぎ蒲焼」は、浦和の文化を代表する料理の一つとして多くの人々に親しまれています。

自動販売機で手軽に鰻重を提供


近年、共働き家庭が増加する中で、忙しい生活を送る人々のために、同店は冷凍自動販売機を設置しました。これにより、24時間いつでも手軽に鰻重を購入できるようになりました。鰻重には、厳選された国産の活うなぎを使用し、職人の技によって絶妙に焼き上げられたものが使用されています。特製のたれがしっかり染み込み、誰もが満足できる味わいが特徴です。

地域貢献への取り組み


新型コロナウイルスの影響で非接触型のサービスが求められる中、萬店は地域貢献にも力を入れています。創業以来、地域の消防団や子どもたちの育成をサポートし続けていますが、最近では自動販売機の売上の一部を災害義援金や子ども食堂への寄付に充てることを決定しました。
9月27日、さいたま市見沼区にある「なないろキッチン」というケア型子ども食堂に、鰻重を5個寄贈する贈呈式が行われました。受け取った同施設の代表者からは感謝の言葉が寄せられ、「成長期の子どもたちにとって貴重なごちそう」との嬉しいコメントもありました。
この寄贈活動は、地域の子どもたちが伝統的な食文化を味わう貴重な機会を提供するもので、地域の食文化の継承にもつながる重要な取り組みです。

「うなぎは年に一度のごちそう」


さいたま市子ども食堂ネットワークの代表、田中香さんは「普段はうなぎを食べる機会がない子どもたちにとって、この寄贈は特別な体験になる」と話し、高まる期待感を表明しました。
創業136年を迎える萬店の4代目社長、金子剛氏は、「地域に恩返しをするために何ができるかを常に考えている。食文化を子どもたちに体験してもらいたい」と語り、今後もこのような活動を続けていく意向を示しました。

まとめ


『うらわのうなぎ 萬店』は、忙しい現代社会においても、地域貢献や文化の継承を大切にしながら、伝統的な川魚料理を提供しています。冷凍自動販売機の設置を通じて、手軽に鰻重を楽しむことができるようになりながら、同時に地域の子どもたちへの思いやりを持つ彼らの姿勢に、訪れる人々の心を動かす取り組みとなっています。今後の活動については、同店のSNSや公式ホームページで最新情報が更新される予定です。ぜひ一度、浦和の伝統の味をお楽しみください。

会社情報

会社名
有限会社萬店
住所
埼玉県さいたま市南区鹿手袋1-2-26
電話番号
048-862-5648

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