次世代Wi-Fi7ルーターの成功
AIストーム株式会社(旧株式会社ジェクシード)は、次世代Wi-Fi7ルーター「GT-W780」の受注が1,000台を超えたことを発表しました。この成果は、企業が求める高速で低遅延のネットワークを実現するための応援になります。
新たなネットワーク要求の増加
企業IT環境は、急速に「情報化」から「スマート化」へと移行しています。この背景には、端末密度の増加が挙げられます。社員1人あたりの接続端末は、従来の1台から3〜5台に増加しており、キャンパス全体での無線端末数は約10倍に達すると見込まれています。
また、ビデオ会議やクラウドサービスの利用が増え、"遅延ゼロ"や"停止ゼロ"が求められています。従来のWi-Fi5やWi-Fi6ではこれらのニーズに応えることが困難となっているのです。
Wi-Fi7がもたらす革新
Wi-Fi7の導入は、端末や映像トラフィックの急増に対応できる新しい選択肢を提供します。新技術により、高密度オフィスでは同時接続の端末数が60台に達しながらも、各端末のスループットが10Mbpsから50Mbpsに向上しました。さらに、大型ホールにおけるHDビデオ会議も、過去10年で3倍の規模に拡大しました。
グローバルな対応策
AIストームは、2024年から2027年にかけてWi-Fi7端末の出荷が10倍に増えると予測しています。現在、約60カ国で6GHz帯が解放され、20種以上のチップセットと50機種以上の端末が用意されています。この体制は、企業がWi-Fi7への移行を容易にします。
OPEX削減とデジタル競争
AIとクラウド管理を活用することにより、1名の管理者が数千台の端末を一元管理できる運用モデルが可能になりました。これにより、運用コストを削減し、企業がデジタル競争で先行することができます。さらに、メタバース会議やAR/VR教育、製造業向けの新アプリケーションなど、低遅延と広帯域を同時に求める新しいシナリオにも対応が可能です。
時価総額500億円への道
「GT-W780」は、発売から半年も経たないうちに1,000台の法人受注を獲得しました。この成功は、2027年に掲げられた時価総額500億円の達成に向けた重要な要素となります。メタバースから倉庫ロボットまで、幅広いユースケースにおいてこの製品の導入が進んでいます。
会社情報
AIストーム株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、AI事業をはじめとした多岐にわたるサービスを提供しています。これからも最新技術を駆使し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支えていきます。
公式ウェブサイト:
AIストーム公式サイト