耳管ピン手術講習会開催
2024-11-18 10:30:50

医療用精密模型「KEZLEX」が貢献!第4回耳管ピン手術実施医認定講習会開催

医療用精密模型「KEZLEX」が貢献!第4回耳管ピン手術実施医認定講習会開催



2024年10月5日、日本耳科学会が主催する第4回耳管ピン手術実施医認定講習会が開催されました。この講習会で、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(以下、JMC社)が製造・販売する医療用精密立体模型「KEZLEX」が、実技講習の教材として採用されたことが大きな注目を集めています。

耳管ピン手術は、難治性耳管開放症に対する治療法として2020年12月に保険適用となり、2022年4月の診療報酬改定で新たな手術コードが設定されました。しかし、この手術を行うには、日本耳科学会による認定医資格の取得が必須です。本講習会はその認定要件の一つであり、全国の医師が参加しました。

講習会は、60分の講義と90分の実技講習で構成されました。実技講習では、KEZLEXを用いて、熟練医師による指導の下、手術手技が実践的に学ぶ機会が提供されました。参加者は、KEZLEXの高い再現性により、実際の臨床を想定したトレーニングを行うことができました。

KEZLEXの高い評価

JMC社が開発したKEZLEXは、人体とほぼ変わらない質感と精巧な内部構造を再現した医療用精密立体模型です。脳神経外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科など、幅広い分野で30年以上にわたり改良を重ねて開発されました。3Dプリンティング技術と熟練医師の知識・経験が融合した、まさに匠の技が光る製品です。

今回、KEZLEXが実技教材として採用されたことは、その高い精度と信頼性を裏付けるものです。これまで3回に渡る講習会でKEZLEXが活用されてきた実績が、今回の採用に繋がりました。脱着可能な鼓膜パーツにより、繰り返し練習できる点も高く評価されています。

JMC社の取り組み

JMC社は、1897年創業の鉄鋼メーカーを前身とする老舗企業です。130年以上にわたるものづくり技術を活かし、1999年には積層造形技術(3Dプリント)を導入。手術前シミュレーション用3D模型の開発にいち早く取り組み、数々の製品を生み出してきました。

現在では、KEZLEX以外にも、頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」、「Qurum Fit(クルムフィット)」、「Qurum(クルム)」、乳幼児の頭蓋変形を測定するアプリなど、多様な医療機器・アプリを開発・販売しています。ヘルメット治療においては、累計16,000症例以上の実績を誇ります。

兵庫医科大学病院 大田重人先生からのコメント

兵庫医科大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科講師である大田重人先生は、長年にわたり耳管ピン手術に携わっており、今回の講習会でも指導にあたりました。先生はKEZLEXの高い再現性と、繰り返し練習できる点を高く評価し、次世代の医師育成に役立つツールとして絶賛しています。

今後の展望

JMC社は、医療現場のニーズを捉え、今後も新たな製品開発、既存製品の改良に取り組んでいくとしています。医療の最前線で活躍する医師、そして患者さんのために、更なる技術革新に挑み続ける姿勢が、今後の医療技術の進歩に大きく貢献すると期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
住所
東京都中央区東日本橋2-24-12東日本橋槇町ビル2F
電話番号
03-5829-8342

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