「てんこもりのわ」がリニューアル
2024-07-04 14:32:03

横浜の住宅街に誕生!地域住民がつくる多世代交流拠点「てんこもりのわ」がリニューアルオープン

横浜の住宅街に、みんなの実家「てんこもりのわ」が誕生!



横浜市神奈川区松見町にある「てんこもりのわ」は、地域住民によって生まれ変わった多世代交流拠点です。築50年以上の戸建て住宅を活用し、子どもから高齢者までが気軽に集える、温かいコミュニティスペースとして親しまれています。

「てんこもりのわ」は、地域住民による「松見町みんなの実家『てんこもりのわ』プロジェクト」によって運営されています。このプロジェクトは、地域福祉の推進を担うメンバーを中心に、平成29年10月から活動を開始しました。当初は、乳幼児親子や高齢者が集える場所として、戸建て住宅を活用していましたが、玄関が狭かったり、部屋が細かく仕切られていて使いづらかったり、外から中の様子が見えづらかったりと、施設面での課題を抱えていました。そこで、横浜市の「ヨコハマ市民まち普請事業」を活用し、令和6年5月にリニューアルオープンを果たしました。

「ヨコハマ市民まち普請事業」で実現した、誰もが使いやすい空間



「ヨコハマ市民まち普請事業」は、市民が主体となって行う、まちの魅力アップや地域の課題解決のための施設整備を支援する横浜市独自の事業です。この事業を活用し、「てんこもりのわ」は、大きく3つの改修を行いました。

① 大きな土間を新設

1階のリビングを土間へとリニューアルしました。新設された土間は、通りと室内をつなぐ役割を担い、初めての方も気軽に立ち寄れるようになりました。また、イベント時の空間活用の可能性も広がっています。入口には小箱ショップが設置され、地域住民の手作りの品々が販売されています。

② 1階の居間の整備

部屋の間にあった引き戸や間仕切り壁を撤去し、見通しの良い大空間に生まれ変わりました。高齢者がお喋りや手仕事をする近くで、子ども達が遊んで過ごせるなど、どの世代の人も寛げる、実家の「茶の間」のような居心地の良い場所になりました。

③ 料理を通じて多世代交流が生まれる対面式キッチン

暗く狭く収納が少なかったキッチンを、料理を通じた多世代交流が生まれるよう対面式キッチンに改修しました。改修をきっかけに、新たに月1回の子ども食堂や曜日限定のランチを実施するなど、活動の幅が広がっています。

DIYでさらに快適に!



「てんこもりのわ」では、まち普請事業の整備助成金を活用した改修以外にも、地域住民と協力してDIYによる整備を進めてきました。2階の小部屋やバルコニー、庭の人工芝張りなどは、地域住民のアイデアと手作りで実現しました。庭は、夏のプール遊びや野菜作りなど、自宅ではできないことを叶える場となっています。

地域に根ざした多様な活動



「てんこもりのわ」は、施設整備後も、毎月1回子ども食堂を開催したり、毎週1回ランチを提供するなど、精力的に地域住民向けの活動を行っています。また、居場所開催日以外の日には、1階の居間やキッチン、2階の部屋を貸すレンタルスペース事業を開始しました。お花屋さんやケーキ屋さんがイベントを開催するなど、「てんこもりのわ」は、まさに名前の通り、多岐にわたる活動で地域を盛り上げています。

地域住民の温かい交流拠点として



「てんこもりのわ」は、地域住民の創意工夫と協力によって生まれ変わった、温かい交流拠点です。地域住民が主体となって運営することで、地域住民にとってより身近で、居心地の良い場所となっています。

【てんこもりのわ】

住所:神奈川県横浜市神奈川区松見町3-940-8
アクセス:東急東横線妙蓮寺駅から徒歩12分
利用可能日:火曜日、木曜日 9時~17時(ランチ提供は木曜日のみ)
利用料金:ビジターの場合 おとな1回200円、こども1回100円(見学または初回利用の方は無料)
その他:ランチ提供(要予約)、子ども食堂、レンタルスペース

【問合せ】

[email protected]
Instagram:@10komori2525
Facebook: https://www.facebook.com/tenkomorinowa

【ヨコハマ市民まち普請事業】

横浜市都市整備局地域まちづくり課 TEL:045-671-2679
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/suishin/machibushin/machibusin.html


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