学校向けテーマパーク経営ボードゲーム『アッパーランド』の展開が始まる
新たに展開を開始したボードゲーム『アッパーランド』は、学生にテーマパーク経営のリアルな体験を提供することを目的とした授業です。この授業は、参加者がテーマパークの再建に挑戦し、様々な役割を体験することで、実社会で求められる能力を育むことを目指しています。
アッパーランドとは?
『アッパーランド』は、テーマパークの専門家が企画したオリジナルボードゲームです。このゲームでは、参加者が実際にテーマパークの再建に取り組むことで、「対話」「協力」「問題発見と解決」のスキルを楽しく学ぶことができます。新学習指導要領に対応したアクティブ・ラーニングに適した内容です。
授業の流れ
テーマパークの仕組みやルールを説明します。
ボードゲームをプレイしながら、経営課題に取り組みます。
作業を振り返り、学びを整理します。
プレイの詳細
ゲームは最大で8チームまで行うことができ、各チームは6人で構成されます。参加者は、経営・営業・マーケティング・人事・施設管理・運営・エンターテイメント・飲食・物販といった多様な職種を体験し、赤字を改善しながらテーマパークを存続させるミッションに挑戦します。
最長で12回のプレイが可能で、柔軟な対応が求められるため、プレイヤーは戦略思考や問題解決能力を養うことができます。
テスト授業の概要
2021年11月に神戸市立布引中学校にて実施したテスト授業では、58名の生徒が参加し、約90%が「新しい発見があった」「楽しかった」と回答しています。この全体的な満足度の高さは、授業内容が学生の興味を引き、学びを深めるものであったことを示しています。
授業は杉崎聡紀レジャーコンダクターが担当し、生徒たちは実際にテーマパーク経営というシミュレーションを楽しみながら、チームでの協力の重要性を体感しました。
生徒たちの声
生徒たちは「みんなで意見を出し合うのが楽しかった」「難しさを感じずにはいられなかった」といった感想を持ち、その体験が自らの進路に役立つと感じていることが伺えます。このゲームが学生の将来に対する考え方を広げ、新たな職業観を育てる手助けとなることを期待したいです。
開発の背景
『アッパーランド』の開発は2020年に始まり、テーマパーク業界の専門家たちが実績に基づいてリアルな体験を提供するために取り組みました。学校教育における新しい学びのスタイルとして、学生たちに必要なスキルを提供する手段としての価値が高まっています。
授業は、今後全国の中学校で展開される予定で、参加者にとって貴重な学びの場となることが期待されます。
是非、このユニークなプログラムを通じて、テーマパークの世界を体験し、未来に向けた第一歩を踏み出してみてください。