三菱地所株式会社がオンライン診療「高血圧イーメディカル」を導入
三菱地所株式会社が、従業員の健康管理を重要視した新たな取り組みとして、高血圧管理に特化したオンライン診療サービス「高血圧イーメディカル」を導入しました。このサービスの目的は、従業員の命を守ることにあり、特に脳血管疾患や心疾患といった命に関わるリスクを軽減することです。
1. 導入の背景と目的
近年、企業における「健康経営」が注目を集めています。健康経営とは、従業員の健康を企業の経営戦略に組み込み、業務の効率化や生産性向上を図るものです。特に、高血圧は多くの従業員が抱えるリスクの一つであり、脳血管疾患や心疾患の要因となるため、企業側でもしっかりとしたサポートが必要とされています。
三菱地所の人事部長である丸岡宗明氏は、健康診断で高リスクと診断された従業員に対し、「高血圧イーメディカル」の加入を推奨することで、より良い健康管理を図っていく方針を示しました。
2. サービスの特徴
「高血圧イーメディカル」は、以下の特長があります:
- - オンライン診療での利便性:初診から通院なしで、ビデオ通話やチャット機能を利用して15分以内で診療が完了します。全国どこからでもアクセス可能です。
- - 薬の郵送:処方された薬は自宅に直接郵送されます。最大で3種類までの高血圧治療薬が、月額料金に含まれています。
- - 継続的な支援:専用アプリとオムロン製の上腕式血圧計を使用して、継続的なモニタリングが可能です。血圧の計測データはリアルタイムで確認でき、医療チームが定期的にサポートします。
3. 福利厚生としての位置付け
三菱地所では、このオンライン診療サービスを福利厚生の一環として取り入れ、加入から一定期間の月額料金を会社が全額負担します。対象は約1800名の全従業員で、特に健康診断等で高リスクとされる従業員への支援を強化します。
4. 企業としてのメリット
オンライン診療は、従業員が治療を開始しやすい環境を整えることが可能です。健康診断後のフォローアップとしてが企業側にとっても有益であり、高血圧に起因する健康リスクを軽減することは、保険料の削減にもつながります。さらに、従業員の健康が向上すれば、企業全体の生産性も増すことが期待されます。
5. イーメディカルジャパンの役割
「高血圧イーメディカル」のサービスを提供するイーメディカルジャパンは、専門的知見を重視し、患者にとって最適な利用体験を提供しています。健康寿命の延伸を目指し、業界の先駆けとなるオンライン診療の普及に尽力しています。
まとめ
高血圧イーメディカルの導入は、三菱地所が従業員の健康を経営課題として捉える具体的なアクションであり、企業と従業員の両方にとって有意義な取り組みです。今後、このようなサービスが広がることで、より多くの企業が健康経営を推進していくことが期待されます。