大貫妙子 「ピーターと仲間たち」
2024-07-05 18:27:06

大貫妙子、シンセサウンド満載の「ピーターと仲間たち2024」が再び!熱いライブレポート

大貫妙子、シンセサウンド満載の「ピーターと仲間たち2024」が再び!熱いライブレポート



アコースティックやオーケストラなど多彩な編成でコンサートを行ってきた大貫妙子。その中でも「ピーターと仲間たち」は、シンセサイザーとシークエンサーを前面に押し出した、まさに大貫妙子の新たな一面を垣間見れるコンサートとして人気を集めている。

昨年、東京で初開催され大きな話題となったこのコンサート。今年は大阪公演を含め3公演が予定されており、その初日となる恵比寿ガーデンホール公演の様子をレポートする。

メンバーは、前回と同じく、フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、鈴木正人(ベース)、坂田学(ドラム)、伏見蛍(ギター)、網守将平(キーボード)、松井寿成(シークエンサー)という豪華な顔ぶれだ。

網守の多彩なシンセサウンドと松井の生み出すダンサブルなビートが、バンドサウンドの核を成している。しかし、伏見のエレキギターも負けじと存在感を発揮しており、近年では珍しく、大貫妙子のコンサートでロックテイストを感じさせる演奏に、観客も熱狂した。

選曲は、坂本龍一がアレンジを手掛けた楽曲が多く、特に80年代の名曲がオリジナルに忠実なアレンジで再現されているのが嬉しい。近年のコンサートで披露されている楽曲も、このバンドのアレンジによって、新鮮な魅力が発見できる。

演奏が始まると、自然と体が揺れ出す。興奮した観客たちの熱い声援に、大貫妙子も笑顔がこぼれる。大貫妙子のコンサートと言えば、しっとりと歌を聴かせる大人っぽいイメージが強い。しかし、このコンサートでは、彼女の歌声は少女のように軽やかで、弾むような力強さを感じさせる。

「元気なうちにこういうコンサートをやっておきたくて」と、大貫妙子は冗談めかして笑っていたが、彼女の洗練されたポップな歌声にフォーカスを当てた、最高のエンターテイメントと言えるだろう。

シリーズ化を熱望せずにはいられない、まさに記憶に残るコンサートだった。

コンサート情報



大貫妙子コンサート「ピーターと仲間たち2024」

出演: 大貫妙子(Vo)、フェビアン・レザ・パネ(Piano)、鈴木正人(Bass)、坂田 学(Drums)、伏見 蛍(Guitar)、網守将平(Keyboards)、toshi808(Sequencer)

7月3日(水) 東京・恵比寿ガーデンホール 18:00開場 19:00開演
7月6日(土) 大阪・Zepp Namba 16:00開場 17:00開演 (問) キョードーインフォーメーション 0570-200-888
7月9日(火) 東京・EXシアター六本木 18:00開場 19:00開演 (問) キョードー東京 0570-550-799

最新リリース情報



アーティスト: 大貫妙子
タイトル: Taeko Onuki Concert 2023
発売日: 2024年5月22日(水)
CD: COCB-54368~9 ¥5,500(税込)
BD: COXA-1360 ¥7,700(税込)
LP: COJA-9511~2 ¥6,050(税込) ※LPのみ7月24日発売

収録楽曲:
1. 横顔
2. 都会
3. 船出
4. 幻惑
5. 街
6. 朝のパレット
7. One Fine Day With You
8. Mon doux Soleil
9. Volcano
10. 新しいシャツ
11. 夢のあと
12. 星の奇跡
13. 虹
14. 色彩都市
15. Happy-go-Lucky
16. 突然の贈りもの
17. dreamland

収録日: 2023年11月18日(土) 会場: 昭和女子大学人見記念講堂

大貫妙子 オフィシャルサイト



http://onukitaeko.jp
https://twitter.com/OnukiTaeko
https://www.facebook.com/TaekoOnukiOfficial
* https://www.youtube.com/c/TaekoOnukiOfficialChannel

プロフィール



東京生まれ。1973年、山下達郎らとシュガー・ベイブを結成。75年にアルバム『SONGS』をリリース、76年に解散。同年『Grey Skies』でソロ・デビュー。1987年サントリーホールでのコンサート以降、バンド編成とアコースティックのライブを並行して継続、現在までに27枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。

著作では、エッセイ集『私の暮らしかた』(新潮社、13年)ほか多数出版。CM・映画・TV・ゲーム音楽関連作品も多く、映画「Shall we ダンス?」(監督: 周防正行、96年)のメイン・テーマ、「東京日和」の音楽プロデュース(監督: 竹中直人、98年/第21回日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞)ほか数多くのサウンドトラックを手がける。また、「メトロポリタン美術館」「ピーター・ラビットとわたし」など子どもにも親しみやすい楽曲でも知られている。

近年のシティポップ・ブームで2ndアルバム「SUNSHOWER」が話題となり、2010年代には多くのアルバムがアナログで再リリースされた。


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