第二の人生を彩る!60代からの料理体験が世界をつなぐ
「第二の人生に、世界との出会いを」。そんなスローガンのもと、旅行体験プラットフォーム「airKitchen」が注目されています。愛知県名古屋市に本社を置くZAZA株式会社が運営するこのプラットフォームは、料理を通じて国際交流を図る挑戦者たちの活躍の場でもあります。特に、ホストの約30%が60代以上という事実は、定年退職後の新たなキャリアを築く方々が増えていることを示しています。一体、どのように彼らは自分の人生を生き生きとさせているのでしょうか。
人生経験が、交流の深みになる
airKitchenでホストを務める方々は、それぞれ独自のバックグラウンドや特技を活かし、世界中の旅行者を迎え入れています。彼らの活動は単に料理を教えることにとどまらず、生活の知恵や価値観、おもてなしの心を伝える温かな交流の場を提供しています。このような体験の中で、訪れる旅行者は、料理を学ぶだけでなく、ホストの人生や文化を深く理解することができるのです。
退職後に和菓子で世界とつながる
airKitchenのホストとして、和菓子作りを教えるYukoさんのインタビューでは、彼女がどのように人生の新しいステージを迎えたかが語られました。「2021年に勤めていた会社を定年退職した後、何か新しいことを始めたいと思っていました。多くのことに挑戦しましたが、ぴんとくるものが見つからずにいた時、和菓子の魅力に出会ったのです」とYukoさん。
2023年11月から、彼女の自宅で開かれる練り切りや餅づくりのレッスンが始まります。このクラスでは、ただ和菓子を作ることに留まらず、「餅や日本の伝統」「抹茶の立て方」などを通して、日本文化そのものを訪問者に伝えることを目的としています。
「アメリカやヨーロッパ、アジア、オセアニアの旅行者と出会う中で、彼らは皆さん素敵な方ばかりです。こちらが笑顔でおもてなしをすると、自然と心を開いてくれます」とYukoさんは語ります。その後も、訪れた旅行者と連絡を取り合い、写真を送り合ったり再会を約束するなど、長期的な人間関係に発展しているケースもあります。
第二の人生に“やりがい”と“つながり”を
airKitchenでホストとして活動するリタイア後の方々にとって、この場は「副業」としての収入を得るためだけでなく、様々な充実感を得ることができる場となっています。自宅という安心できる場所で、無理のないペースで交流を楽しむことができるため、心の満足感が得られます。また、自分の経験を活かして何かを「伝える」ことの喜びを感じ、外国人との自然な交流を通じて国際的なつながりを築いていくことができるのです。
airKitchenとは?
airKitchenは、旅行先で家庭料理を習いたい旅行者と、料理を教えてもらいたい地元ホストとのマッチングプラットフォームとして、2018年にスタートしました。現在は、日本をはじめとしてイタリア、フランス、ベトナム、タイなどでも広がりを見せています。初心者向けから本格的なプロ向けまで、あらゆるレベルのクラスが用意されており、楽しみながら学べる魅力的な体験が提供されています。
【お知らせ】
ZAZA株式会社の公式ウェブサイトや社交メディアにて、様々な情報を発信しているので、ぜひご覧ください。
この機会に、60代からの新しい挑戦と、料理を通じた国際交流の魅力に触れてみてはいかがですか?