国際子ども平和賞
2022-11-08 19:30:05

未来を背負う若きリーダー達、2022年国際子ども平和賞の最終選考者が発表される

2022年国際子ども平和賞の最終選考者発表の裏側



2022年の国際子ども平和賞が発表され、3名の若いチェンジメーカーが最終選考に選ばれました。この賞は、世界中の若者が直面する課題解決に向けて、特に子どもたちの権利を擁護する活動に焦点を当てた重要な賞です。今年の選考発表は、同賞の受賞者であるマララ・ユサフザイ氏によって行われ、彼女の言葉には若者の権利への情熱が溢れていました。

選考者たちの活動内容



選ばれたのは、日本の川崎レナ(16歳)、カナダのオータム・ペルティエ(18歳)、インドのシヴァンシュ・クルシュレスタ(16歳)の3名です。彼らはそれぞれ異なる背景や活動を持ちながらも、共通して子どもたちの未来を守るために尽力しています。

川崎レナ氏



川崎レナ氏は、過去に読んだ本がきっかけで子どもたちの教育にアクセスできない問題を知り、行動を起こすことを決意しました。彼女は14歳でアース・ガーディアンズ・ジャパンを立ち上げ、子どもたちが望む世の中を実現すべく様々なプロジェクトに取り組んでいます。バーチャル会議を通じて学校と地域の政治家を繋げる取り組みは特に注目され、また「polichat」というオンラインプラットフォームを活用して若者たちが政治に参画できる道を開いています。この活動は、若者が自分たちの声を政策決定に反映させる基盤を築くための重要なステップと言えるでしょう。

オータム・ペルティエ氏



オータム・ペルティエ氏は、カナダ出身の環境活動家で「水の戦士」として知られています。彼女は12歳の時に政治の場で、自らの政治的発言を行い、以後も水資源の保護をテーマに活動を続けています。オータムは、先住民コミュニティに向けて清水の確保を求める請願書を作成し、10万人以上の署名を集めるなど、その活動は国内外で高く評価されています。最近では、DreamCatcher財団と協力して、700台以上のろ過装置を先住民の家庭に配布するなど、実践的な支援も行っています。

シヴァンシュ・クルシュレスタ氏



インドのシヴァンシュ・クルシュレスタ氏は、言語や聴覚に障害を持つ人々を支援するために、インド初のコミュニケーション・ポータルサイト「Lingocap」を開発しました。このサービスは、聴覚障害を持つ人々が日常生活でコミュニケーションを取る手助けをするもので、特に教育の場での支援が重要視されています。シヴァンシュは、彼らが平等に学び、成長できる環境を整えるために尽力し、その活動が社会においても大きなインパクトを生んでいます。

授賞式の詳細



2022年国際子ども平和賞の授賞式は、11月14日にオランダ・ハーグで行われます。今年の受賞者は、2011年にノーベル平和賞を受賞したタワックル・カルマン氏が発表します。また、受賞者には教育・研究のための奨学金やプロジェクト資金が贈られ、彼らの活動は今後さらなる広がりを見せることでしょう。

最後に



マララ・ユサフザイ氏が述べたように、若者たちは重要な問題に対する責任感を持ちながら、変化をリードする力を持っています。今年選ばれた最終選考者たちはその象徴であり、彼らの活動が未来の世代にどのような影響を与えるのか、大変期待されています。国際子ども平和賞を通じて、世界中の子どもたちに希望の明かりが灯ることを期待して止みません。

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