ヨーロッパから現代アートまで楽しめるオークション
2024年10月10日、東京都千代田区にあるマレットジャパンオークションハウスにて、注目のアートオークションが開催されます。今回は、近代ヨーロッパの巨匠から現代アーティストに至るまで、約230点の作品が出品される予定です。このオークションは、ライブ配信型の《M-Live Auction》と従来の会場での競りを同時に行う2つのセールを提供します。
注目作品の紹介
オークションのカタログ表紙を飾るのは、パブロ・ピカソの「肘掛椅子の女 No.4」。1949年に制作されたこのリトグラフ作品は、彼の傑作版画の一つとして評価されています。この作品では、当時の愛人であるフランソワーズ・ジローがモデルとなっており、キュビズムの手法で彼女の姿が力強く表現されています。また、エゴン・シーレによる「Male Nude (Self-Portrait) I;『Sema Portfolio』より」も注目です。シーレは19世紀末に活躍したウィーン分離派の画家で、28歳という若さでこの世を去りました。彼の精巧なデッサンと独特の構図は、多くのファンを魅了しています。
さらに、岡本太郎の「坐ることを拒否する椅子」というユーモラスなセラミック立体作品も出品されます。この作品は、岡本自身の生活観が反映されたもので、日常生活の中で異質なものとして存在する姿が表現されています。
オンライン参加も可能
今回のオークションは初めて参加する方にもオススメです。特に、オンライン同時入札のM-Live Auctionは、アクセスが簡単で、マルチプル版画作品からユニークな作品までが手頃な価格で競売にかけられるため、気軽にアートを楽しむことができます。初めての方もオンラインセールを通じて、コレクションを始めてみるのはいかがでしょうか。
オークションの詳細
オークションは2024年10月10日(木)に開催され、M-Live Auctionは12時から、マレットオークション近現代アートセールは15時からスタートします。また、下見会は10月7日から9日まで行われ、出品される作品の状態を確認する絶好の機会です。
会場は、東京都千代田区のニッセイ半蔵門ビル内にあるマレットジャパンオークションハウスです。事前に会員登録を行うことが参加に必要で、オンライン申請も受け付けています。詳細な情報は、マレットジャパンの公式ウェブサイトやSNSにて随時更新されますので、ぜひチェックしてください。
この秋、半蔵門でのアートオークションで、ヨーロッパ近代美術や日本の現代アートに触れてみる素晴らしい機会をお見逃しなく。